来週の10月20日(金)から4日間の開催となる「神無月の会」の会場準備に入ったところで、お客様が少ないと準備が進みますが、お客様が多いと別の仕事が加わって、目的としていることが何も出来ずに一日が終ってしまいます。
今日は珍しく後者の日で、午後の1時頃から5時頃までお客様が切れることがありませんでした。
対応ができずにお帰りになった親子連れのお客様もいまして、大変申し訳ないことをしてしまったと反省しております。
それでもここしばらく来客数が少なかっただけに、心の中にあった“もやもや”が少し消えましたが、着物で、それも郊外で店を切り盛りすることって本当に甘くありません。
それだけに来店をいただいたお客様に感謝しないといけないと思っています。
【店のウインドー】
お客様が引いた後に、ちらかった売場を整理し、何事もなかったかのように綺麗にかたづくとホッとさせられます。
普通なら、そこで一日が終るのでしょうが、私の場合は、そこからブログ記事になるネタを考えて、写真撮影を終えたら再び後始末。
この狭い売場をどれだけ歩けば一日を終えるのかと思うことがありますが、この繰り返しが店を守っているのかもしれませんね。
さて今日は色無地のことについて記事を書かせていただきます。
近年は色無地を用意される人が少なくなっていますが、習い事をしていらっしゃる方にとっては必需品かと思っています。
特に茶をしていらっしゃる方に取っては、着物に模様がないので季節感がなくて、帯が合わせやすく、帯の合わせ方で年齢幅が広くなるので、とても重宝な着物かと思えます。
それに着物のお色が派手になれば、染め替えが簡単にできたりするので、お茶を習い始めた方にとっては。最初に用意されることをお勧めさせていただきたい着物です。
【色無地の魅力を引き出す帯の数々】
今回の神無月の会では、色無地も紹介できればと考えていまして、合わせる帯でお茶会のきものになったり、入学式や七五三のお母さんの装いとなったりすることを、帯とのコーディネートを通してご紹介できればと考えております。
値縫いに家紋を入れないのであれば、帯の合わせ方でカジュアルな着こなしにもなり、お勧めさせていただきた着物です。
一昔前は地紋が入っていないちりめん生地が人気でしたが、近年は地紋が入ったものが主流となっていまして、色合も優しくなっている感じがします。
今回の「帯展」とコラボさせていただきたいと思っているので、楽しみにしていてください。
ちなみに画像に映し出した帯は左から、黒地の七宝柄袋帯、中央の帯は帯展のテーマにもなっている織楽浅野さんの西陣名古屋帯、右端の黄色い帯は絞りに宝作りの吉祥模様を刺繍したこだわりの一品です。
帯の合わせからで色無地の雰囲気が変ることが見て取れるかと思いますが、ここにも注目をしていただけたら、色無地の面白さがお分かりいただけるのではないかな~
興味をお持ちでしたら神無月の会に足を運んでみてください。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。