今日も数件の仕入れ先が店に来ていましたが明るい話を聞くことができません。
どこどこの呉服店が廃業したとか、有名な帯のメーカーさんが本社ビルを売却したとか後ろ向きな話ばかり。
秋が始まろうとしているのに、私たちの業界に夢がなくて正直うんざりしております。
どんな時代であっても、創意工夫と努力が伴なわなければ実を結ばないのが商いの道。
危機感を感じているのは和装業界に限ったことではありません。
むしろ失敗事例があるのなら、そこから学び取ることも必要です。
呉服店が少なくなって、やり方次第で、新しいお客様を見つけ出せる時代かと思っています。
簡単なことではありませんが、見る視点を変えて着物難民と店を繋ぐ取り組みが求められていると考えたいです。
その意味でも、この先のかじ取りが明暗を分けるのでしょう。
心して秋を迎え入れることができればと思っているところです。

単衣ちりよけコート
これはシースルーの単衣ちりよけコート。
これからの秋単衣時期に、外出時の羽織物として活用していただける品だと思っております。
お出かけになる際に、このような透け感のある長場織であったり、コートがあったら落ち着いて道中を着物で歩けるのではないかな~
特に黒地の羽織物は、着物を選ぶことがなくておしゃれ感に満ち溢れています。

単衣ちりよけコート
そしてこのコートには、崩した格子柄に銀で桔梗柄が小さく刺繍されていて、子洒落ていると思いませんか?
長場織にしてもいいし、道中着としても仕立てることができるので、お勧めさせていただきたい一品です。
ところで閉店後に数人のお客様と美味しいお料理を食べに行くことになっていましてね~
十分な記事を書き込むことができません。
中途半端な状態で記事を終わらすことになりましたが、どうかご理解ください。
それではお客様と懇親を図ってまいります。
では、お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







