今日も数件の仕入れ先が店に来ていましたが明るい話を聞くことができません。
どこどこの呉服店が廃業したとか、有名な帯のメーカーさんが本社ビルを売却したとか後ろ向きな話ばかり。
秋が始まろうとしているのに、私たちの業界に夢がなくて正直うんざりしております。
どんな時代であっても、創意工夫と努力が伴なわなければ実を結ばないのが商いの道。
危機感を感じているのは和装業界に限ったことではありません。
むしろ失敗事例があるのなら、そこから学び取ることも必要です。
呉服店が少なくなって、やり方次第で、新しいお客様を見つけ出せる時代かと思っています。
簡単なことではありませんが、見る視点を変えて着物難民と店を繋ぐ取り組みが求められていると考えたいです。
その意味でも、この先のかじ取りが明暗を分けるのでしょう。
心して秋を迎え入れることができればと思っているところです。
これはシースルーの単衣ちりよけコート。
これからの秋単衣時期に、外出時の羽織物として活用していただける品だと思っております。
お出かけになる際に、このような透け感のある長場織であったり、コートがあったら落ち着いて道中を着物で歩けるのではないかな~
特に黒地の羽織物は、着物を選ぶことがなくておしゃれ感に満ち溢れています。
そしてこのコートには、崩した格子柄に銀で桔梗柄が小さく刺繍されていて、子洒落ていると思いませんか?
長場織にしてもいいし、道中着としても仕立てることができるので、お勧めさせていただきたい一品です。
ところで閉店後に数人のお客様と美味しいお料理を食べに行くことになっていましてね~
十分な記事を書き込むことができません。
中途半端な状態で記事を終わらすことになりましたが、どうかご理解ください。
それではお客様と懇親を図ってまいります。
では、お休みなさい。