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北海道では暴風雪で痛ましい出来事があり、心からお悔やみ申し上げます。
同じ雪国でもあり、その猛威が少なからず判るだけに心が痛みます。
その報道があった後に、浮かれた記事を書く見たいで申し訳ないのですが、今日の北陸地方は青空が広がり、実に気持のいい一日となりました。
春が深く近づいて来た気がしています。
この陽気につられたのか来客も多くて、久しぶりに賑わった店内でしたね~
一気に春モードになったことでもあり、サクラ柄をキーワードにしたセミフォーマルのトータルコーディネートをご紹介したいと思います。
以前に紹介した品になりますが、私のコーディネートをご覧ください。
別染をした色無地に黒地のサクラ柄の塩瀬帯で春をコーディネートさせていただきました。
個性的な合わせ方に見えるかもしれませんが、品の良さを感じていただけるのではないでしょうか?
色無地に乗せたサクラ柄がダイレフトに春を呼び寄せています。
衿元いもサクラ柄の地紋の半衿を使い、白地の上に金で描かれた七宝柄の重ね衿を合わせてみました。
この衿元を見ただけで改まった席のお着物という感じが致します。
かんざしも、帯地の色に合わせ、黒に金の色合いにサクラ柄を持って来ました。
帯〆は紫と若草色のぼかした品を使い、帯揚げには紫とピンクの柔らかな色合いを入れ、大人の香を演出。
そして、長襦袢にはウロコ柄の菜の花色の小紋柄で、小粋な女性をイメージ。
草履とバッグも静かな色合いでまとめまてみました。
以上が春を彩るコーディネートです。
スッキリとした装いで、何を伝えたいかがよく解るでしょ・・・
この装いでお子様の入学式に主席されたら素敵でしょうね~
お茶席の時は、重ね入りを使わすにお召しいただきたいと思いますが、控えめでいて、季節が伝わってくるだけに、そのセンスの良さに見る人の心を捉えることでしょう。
着物は色を合わせることでおしゃれが成り立ちます。
しかし、色を合わせることで壊れるおしゃれがあることも頭に置いておいてください。
そして、豪華さがだけがおしゃれでないことも・・・
ひとぞれぞれに好みのあるので、おしゃれの定義に違いがあるかと思いますが、おしゃれなコーディネートに迷った時は、安心できる専門店さでご相談してみてください。
きっと、貴女が知らないおしゃれなポイントを教えてくれると思います。
話は変わりますが、春の声と共に、ブログをご覧になられている方からの商品の問い合わせなどが増え始めています。
ネットという性格上、比較的お若い年代層が多いように感じていて、時代が変わり始めていることを感じさせらています。
便利な世の中なのかもしれませんが、ネット需要に向けての店作りが求められるだけに、気苦労も増え、知識の乏しい私には付いていけなくなる時代が来るかもしれません。
そう考えると、ブログだけでもこだわりたいと思っているところです。
毎日の投稿は身を削る思いでいますが、ここに店の未来があるのかもしれないと、勝手な解釈をしています。
まだまだ店の性格をご理解いただくまでには至っていませんが、気軽にお付き合いができることを喜びを感じているので、気軽にご相談ください。
これで、今日を閉じることに致します。
お休みなさい。