夕方からお客様の来店や電話などが入ってきてその対応に忙しくしていました。
店が落ち着いたのは閉店後の午後8時頃で、一息つくことができてホットしているところです。
日々これでいいのかと迷いながら仕事をしていて、ほんのわずかな時間でもザワザワしていると余計な事を考えないでいられるので、幸せな時間と言えたかもしれません。
店を頼って相談をいただけるということは、何事にも代えがたい喜びがあり、これまで以上に努力を重ねたいと思えるものです。
]そのような機会をどれだけいただけるかで、店は変わっていくのかもしれません。
コロナ禍で苦しんでいる方が沢山いるかと思いますが、諦めないで信じる道を歩くことは、なにがしかの結果を生み出すものだと信じたいです。
コロナ禍で求められているのは言い訳ではなくて、何ができるのかが問われているのでしょう。
そんな気構えでいたらコロナ禍であっても踏み出すことができるのではないでしょうか。
夏が来たことが感じられる陽気になっていますが、日本の社会はワクチン摂取とオリンピック開催の行方に興味が集まっていて、消費に力強さが見え始めたとは言いにくい状況にあります。
私はその波に呑まれてはならないと思っていて、どうしたら和装に関心を持っていただけるのかを探らなければなりません。
花火大会がなくなったなら、自らが花火を上げることがあってもいいと考えています。
理屈っぽいことを言っていますが、今日はそんなコーディネートを考えてみたのでご覧ください。

夏を風情を味わう着物コーディネート
水色で染めた小千谷ちぢみの着物に世空の浮かび上がった花火の染帯で夏の風情を作り出してみました。
夏の風物詩とも言える花火が見られなくても、この着こなしだったら花火を十分楽しめるのではないでしょうか?
素敵でしょう・・・
花火の帯は麻素材に染を加えた品で、体感の涼しさも感じていただけるに違いありません。

小千谷ちぢみを花火の帯でコーディネート
夏の帯締め帯揚げを加えて装いのコーディネートを整えてみましょう。
帯揚げは淡いクリーム地のドット柄で、涼しさを引き出したくてオフホワイト系の色の帯〆を持ってきました。
綺麗な着こなしになったと思っていますが、この装いで外出されたら誰もが貴女を注目するのではないかな~
中には、「花火を見ることができた!」と呟く人もいらっしゃるのではないでしょうか。
自己満足の世界かもしれませんが、この夏を着物で遊んでみてください。
6月の1/3が過ぎてしまいましたが、夏の本番はこれからです。
どうかコロナを吹き飛ばす着こなし方で「着物の日」を作っていただけたら嬉しく思います。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







