「心を装う心化粧」の話

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DSCN8755fuyukesiki.JPG 北陸に寒気が降りて来ているようですが、今のところ山間部はうっすらと冬化粧するくらいで、道路は乾き動きやすい日が続いております。

そして私は今年最後の外回り。

会社関係がお正月休みに入ったのか、行き交う車の量が少ないように感じましたが、近くの食品スーパーの駐車場だけは別ものです。

車で溢れ誘導する係員まで出ていて、お正月を迎えるもてなしの準備で忙しくしている様子がうかがえるものでした。

そこにはそれぞれのお正月が待っているのでしょうが、或る本に「心化粧」という項目の文章が目についたもので、その文面を紹介してみたいと思います。

     「心を装う心化粧」

心構えをして、改まった気持ちになることを、心化粧といいます。

ありのままの、素顔の心を見せるというのは、素晴らしいこと。でも、お化粧した心もいいものです。

お客様を家に招く前、気持ちよく過ごしてもらうためにお掃除をしますね。

そんな感覚だと思っていただければいいでしょう。

化粧はもともと、神事など、晴れの日だけにするものだったようです。

神様をお迎えする日、「特別な気持ちなんですよ」ということを伝えるために、男性も女性もお化粧しました。

お化粧は上手な人は、自分の長所をよく知っていて、そこを引き立たせるように、お化粧をします。ごまかしたり、隠したりするのではないのです。

心化粧も、そういったものかもしれませんね。

この文面が新年を迎える前の大掃除や、お正月に離れて暮らす家族を迎え入れるもたなしの心と重なり合うところがあり、普段と違った日を迎えるためにも「心化粧」するのだと思います。

年末年始に向けて取りこぼしのないように買い物に余念がないのも納得できるものがあります。

日本が平和になった証かと思いますが、幸せを実感できるお正月休みだけに、もてなされる側も心化粧して新年を迎えたいものですね。

DSCN8756fuyukesiki.JPGそれにしても自然が豊かな故郷というものはいいものです。

不便な土地が いかに心に優しいかを、満たされた社会に住んでみて実感できるかと思いますが、どうか日本のお正月を笑顔を笑顔で迎えられるように やり終えなくてはならないことを済ませて迎えたいものです。

カウントダウンが始まり、残された時間の配分に追いまくられながらも1月の情報紙「あ・うん」を配る一日で、山沿いに車を走らせると、深い緑に白い花を咲かせて迎えてくれた大自然が心化粧してお正月を待ちわびているかのように思えました。

ゴールまであと少し。

残された時間に悔いを残さないように、31日の午前中まで走り続けたいと考えております。

それでは今日はこれにて・・・

お休みなさい。