今日は冬に戻ったような寒さで、朝方、アラレが降っていたんですよ。
明日は小学校の入学式というのに、この天気、どうなっているのかと思えてまいります。
桜も見ごろになのに、お花見気分も半減した日曜日だったかもしれませんね。
さて、明日は入学式に着付けを頼まれていまして、朝早く店を開けなければならなくて、早めに投稿を終えたいと思っていたのですが、慣れないことをしておりまして、今日も投稿が遅くなる気配がしております。
私には二人の娘がいまして、下の娘が友達の結婚式の披露宴に家族で出席するために、訪問着を一組用意致しました。
結婚式はこの週末で、コーディネートの仕上げとなる帯〆帯揚げ・重ね衿を選んでやらなくてはなりません。
そこで、一人で色合わせを考えていましたが、それだけ色を挿していても、誰からも答えが返ってこないために迷うものがありましてね~
自分のことになると、判断が付かないもので困ります。

娘の着物コーディネート
用意した着物は加賀友禅の訪問着で、帯は龍村の袋帯で合わせてみました。
2児の母ですが、年齢が27歳と若いために帯締めに赤味のある色にヒワ色物を持ってくると、色合いが跳ねる感じがしましてね~

娘の着物コーディネート
ならばと、違う品で帯〆を合わせてみたのですが、派手さはありますが、上品さとは少しかけ離れたものがあるのではないかと思えてまいりましてね~

娘の着物コーディネート
そこで少し大人っぽいピンク紫を合わせると上品さが増し、シックリくるのですが、娘には少し地味に映るのかな~
そんな思いもありまして、重ね衿の色を深いピンクを持ってきて華やかさを出して色合いを整えてみました。
個人的にはこの組み合わせが好きなんですが、しかし娘の年齢のことを思うと、上品さを取るか派手を取るかで迷っているところです。
普段はお客様を目の前にして、言葉をキャッチボールしながらお客様のご要望に沿う形を整えさせていただくのですが、相手が自分となれば少し勝手が違います。
帯〆帯揚げの色の合わせ方って、着物に帯を合わせるよりも難しいものだと思っておりまして、帯〆一つでおしゃれが壊れてしまうこともあれば、おしゃれが一段と際立つのも帯〆帯揚げの色の使い方です。
そこまで気を配ってくださる方が少ない感じが致しますが、娘には妻がいない分、気を配ることができればと思っているところです。
私にはそれくらいしかしてやられませんが、着物をご準備してくださったお母様は、娘に恥をかかせたくないと思って用意されていることを心に留めておいていただけたらと思います。
そこに愛情があることを・・・
明日、娘の意見を聞いてみたいと思っておりますが、お母さんがいたなら私より気を配っていたのかも・・・
秋には孫の七五三をしたいと娘が言っておりますが、この時も私の出番が来ることでしょう。
幸せを繋ぐ着物であるなら人肌脱ぎたいと思わないではありませんが、しかし女性はお金が掛かるものです。
それではこれにて・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







