駆け足で仕入れ先を廻って来たもので帰りの電車の中では熟睡。
運動簿足の私には体力を消耗した感があったようです。
今回も京都の月商は台風の影響もあって業界の関係者が少なかったようです。
そして耳にするのは、職人さんが高齢で廃業や病気などで、これまで作れていたものが作れなくなったとか、草履台に使われていいるコルクが11月から値上がりするとか、聞きたくない話ばかり。
輪をかけて驚かされたのが、店と取引の長い製造メーカーさんが、着物を作るのを止めて浴衣に特化することを告げられたことです。
和雑貨を作る仕入れ先においては、観光地のお土産屋さんが不振で、売り先をコンビニエンスストアへと販路を変えて結果を残している先もあり、取り巻く環境が大きく変わろうとしていることがうかがえます。
一方で着物レンタル業界は、異業種からの参入や海外の経営者も乗り込んできていて、以前とは様子が変わり始めていることを聞きました。
そんな激動の渦の中に小さな家業店が幾つも存在しているわけですが、次に待っている試練は消費税が10%になることです。
様々な外部環境の変化からも経営センスが問われる時代になったと言えます。
立ち止まっていては激動の渦に呑み込まれてしまいます。
店の強みをより明確にし、専門店としての質の向上を図っていかなくてはなりません。
そして店の存在をアピールしていかなくてはなりません。
いろんなことを考えさせられた出張になり、そのこともあって疲れが倍増したのかもしれませんね。
今日は何の画像も取り込むことができなくて、立ち寄った仕入れ先で目にした古布の木目込み人形をアップして終わることとします。
私には癒されるところがありました。
おまけの画像で恐縮しておりますが、今日はこれにて・・・
お休みなさい。