月末は商売をしていると、無事に一月を終えた安ど感もあるが、何処かもの悲しさもある。
その感情は、完全燃焼できなかった後悔があるからで、戻すことのできない時間にも儚さを感じているからかもしれません。
時間軸で人生と仕事のことを考えたら、ふんだんに時間がある訳ではありません。
目指したいものに近づけない歯がゆさ、考えている間に時間が過ぎてしまった店作り。
悔しいけれど今の実力でしょう。
私の中では5月は浴衣商戦の前半戦だと考えていて、振り返るとこだわりの浴衣から動き始めたものの、新規のお客様の購入がなかったことをとても不満に思っていて、多くの人に呼び掛けた浴衣情報が生きているのかと考えてしまいます。
経営者という立場上、欲にキリがない訳ですが、ユーザーの心を捉えるというのは一筋縄ではいかないものですね。
そして思うことは、命にには限りがあことを考える年齢になっていて、どのような人生の着地であるべきなのかを考えるようになりました。
政府は「働き方改革」うるさく唱えている感じがしますが、60歳という年齢を過ぎれば「働き方改革」に「生き方改革」が加わってくるのではないでしょうか?
全ては自分のためと言いたいところですが、誰のために仕事をし誰のために命を燃やすのか?
これまで漠然としていたものを、問題意識を持って生き方改革にも励まないといけないと思っています。
話題を替えて、今日は夏の着物の代名詞ともいえる小千谷ちぢみの着物を麻の生地で染めた帯でコーディネートしてみました。

レモン色の小千谷縮を金魚柄の麻帯でコーディネート
こちらがそのコーディネートです。
小千谷ちぢみといえば、麻100%の織物の夏着物。
風合いを蝉の羽根のようだと言葉にしたお客様がいましたが、素材のサラサラ感は汗をも爽やかにする着心地を持ち合わせている着物といえるかもしれません。
紹介させていただいた着物はかき氷のレモンシロップのような色合い黄色とレモン色の縞を加えたスッキリした着物で、その幾何学もように金魚柄の染帯で見た目の涼しさも伝えているコーディネートかと思っています。
汗ばむ陽気となる6月ぐらいから着ていただける装いかと考えていますが、暑くても涼しそうに着こなすのが着物美人の着こなしのコツ。
それができれば、最高のおしゃれを手にすることができるのではないかな~
是非、小千谷ちぢみで素敵な時間を体感してみてください。

妻の月命日
そして今日は妻の月命日でした。
この日に妻の墓参りをする私ですが、なんだかんだ言っても一人で過ごす日常は寂しいものがあります。
妻がいなくなってデパートへ行くことも、美味しいものを食べに行く機会も少なくなってしまいました。
仕事ばかりしていてつまらない人間になっていますが、そんな私を遠くから妻はどう思っているのでしょう。
いつも妻の前でいろんなことを呟きますが、本音で話ができるのは後にも先にも妻しかいません。
どんなことが起きても私たち家族を見守っていてくださいね。
つかの間の時間を過ごしてまりましたが、訪れる6月もチャレンジャーになって頑張ってみたいと思っています。
今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







