帯〆帯揚げの色の合わせ方を銀ネズ系の着物と帯で試す・そして「自分で作る」考え方

古典柄の小紋をコーディネート 着物の着こなし/コーディネート

なんとなく一日が過ぎて行っていまして、その事に疑問を持つこともなく仕事をしているとしたら、後でレッドカードが出るに違いない。

そんなことを自問自答しながら悶々としていた一日だったかもしれません。

 

そんな私に刺激をくれていたのが昨夜のNHKのプロフェッショナルの番組で、西村幸さん(69歳)の癌治療に革命をもたらした内視鏡ハサミをお一人でつくっていらっしゃる技師の話でした。

そのご本人は11年前に重い癌を患い8年前には心筋梗塞となり、治療を受けながらながらも、今よりも25%小さなハサミを作ることに情熱を注がれている様子が映し出されていまして、その生き方に感銘を受けましたが、そ中で印象に残ったのは、”部品が無かったら自らが部品を作る”という考え方です。

 

医療技師として誰も踏み入れたことのない世界で仕事をしているだけに、部品がないというのはよく分かります。

それを自分で作って完成までこぎつけるというから驚かされました。

 

一夜明けた今日、その事を思い出していて、”ない部品を自らが作る”という考え方を自分の仕事に当てはめたなら、”お客様がいないのなら知恵を絞って新しいお客様を作る”という考え方と同じかもしれない。

 

何かにつけて不満を言っているが、見習うべきは「自分で作る」という考え方と行動力なんだろう。

 

学びを得ることができましたが、そこで終わらないようにしないといけませんね。

 

 

さて、本題に戻って単衣物になる小紋をコーディネートしてみました。

 

それは銀ネズ系の古典柄小紋で、よく似た色合いの単衣用として織られた袋帯でコーディネートしたものです。

 

 

 

 

単衣小紋をコーディネート

単衣小紋をコーディネート

 

いわゆる同系色の組み合わせで、柄と柄が重なり合って着姿がうるさいと感じられる方がいらっしゃるかもしれませんね。

 

間違った合わせ方ではないので、このような合わせ方をされる方がいても可笑しくはありません。

ただしスッキリ感を表現することができない為に、帯〆帯揚げの色の入れ方が大切になってまいります。

 

 

 

 

古典柄の小紋をコーディネート

古典柄の小紋をコーディネート

 

その帯〆帯揚げの色の合わせ方のポイントは、着物と帯が似た色で重なり合っているために、帯揚げの色で着物と帯の色を切り離すことがで綺麗に見せることができるのではないでしょうか?

 

ここでは黄色とグリーンの色の入った帯揚げで銀ネズの色を切り離しています。

 

そして帯〆はグリーのボカシを効かせたもので合わせたものです。

カラ(柄)ガラ(柄)しているような組み合わせの時は、スッキリした組み方をしたもので、帯〆は色が「立つ」色を持ってくることが大切かと思います。

 

その意味で銀ネズが溢れているので、出来る限り遠ざかった色を持ってくるとがポイントです。

 

だからと言って黒系や赤系は色であってはパワーがありすぎて、優しい雰囲気を壊すかもしれないので注意を払って下さい。

 

 

結局のところどうしたらいいの?

 

そんな話になってしまいますが、帯〆帯揚げの色の入れ方って帯を合わせることよりも難しくて、雰囲気を高めることもできれば、着こなしを壊すこともあるので、迷ったときは信頼できるきもの専門店に見ていただくことが一番です。

 

記事をまとめることができませんでしたが、ガラガラであっても画像にあるような帯〆帯揚げの色の使い方をされると綺麗に見えるでしょう。

 

何が正しいと言えるものではありませんが、問題意識を持ってコーディネートしていただけたらと思い記事に採り上げてみました。

 

話がややこしくってゴメンナサイね。

 

では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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