冬将軍の声が出始める頃になると、私たちの生活は寒さ対策といいますか冬支度の準備に入らなくてはなりません。
特に北陸の地は雪が積もるので車のタイヤ交換が欠かせませんが、季節の風物詩と言えば「雪釣り」。
金沢市にある兼六園の雪釣りは全国に知れ渡っているのではないでしようか?
天気予報では暖冬と聞いていますが、それでも身に着けるものは寒さ対策になるものを着たいし、おしゃれな装いも忘れたくありませんよね~
そこで今日は県外の方からご相談がありました防寒コートを紹介させていただけたらと思います。
現在店にはへちま衿の同じ形をした既製品で素材が違う2種類の防寒コートがあります。
左がベッチン系の黒地で右がウール系のグレー地。
どちら裏地(ポリエステル100%)が付いた防寒コートです。
こちらは袖を広げたときのコートの画像になります。
この2点は仕立て方が同じで、素材と色が違うものだと解釈してください。
ベッチン系は地紋のよなものが浮かび上がっていまして、ウール系は少し肉厚かな~
どちらも掛け合わせたときに留めるボタンはへちま衿の先に一か所あるだけで、掛け合わせてからいくつかのボタンで留めるタイプのコートではありません。
表地の素材はベッチン系(左)が、アクリル90% ウール5% 綿5%
ウール系(右)が、毛73% ナイロン5% ポリエステル12% アクリル4% レーヨン1%
コート丈は共に97㎝となります。
気になるのがお値段ですが、税別で5万円となります。
お問い合わせをいただいた方からは、着物に合わせた感じも見たいとのことでしたが、防寒コートになると着物と帯のコーディネートをするような色合いや柄の組み合わせとは性格が違うものだと思っております。
私に見解はベッチン系の黒は、光の当たり具合で照り感があることからフォーマル着は無理なく合わせていただけるかと思います。
それが黒留袖や喪服といった黒い着物でも違和感なく合わせていただけるものです。
一方ウール系のコートは毛足が少しあり素材のザックリ感もあるので、カジュアルな小紋、紬に木綿など街着の着物に合わせていただけたらシックリくるのではないでしょうか?
かといって、色無地や附下などに合わないというものでもありません。
あくまでも冷たい雨風をしのぐためのコートだとお考え下さい。
そして神奈川県方面で着物の展示会をしないのかとのことでしたが、来年はできるかと思っているので、その折にはご案内をさせていただくかもしれません。
このコーディネートは牛首紬と刺繍の紬帯を合わせたもので、その横にベッチン系の黒の防寒コートと手前にあるのは防寒草履。
寒さ対策の提案をさせていただいていますが、着物愛好家だったら防寒コートや防寒草履は冬の着こなしとして必要なアイテムかと思っています。
12月になればクリスマスや忘年会、新年を迎えれば初詣や新年会など着物をお召になる機会が増えるかと思いますが、どうか冬のお洒落にも気を配ってみて下さい。
そして明日から12月。
店内のBGMからクリスマスソングが流れ始めるのではないかと思っていますが、一気に年末のムードへと駆け込むんでしょうね~
ゴールまであと少し。
最後まで諦めないで頑張らないといけませんね。
今晩は気の合う仲間とマージャンをすることになっていまして、早めの投稿となりました。
ではこれにて・・・