「赤い着物」を3種類の帯でコーディネート・その帯展が明日から始まります

明日からの「神無月の会」がようやく開催出来るまでになりました。

 

準備中は。どうしたらこの子達を綺麗な表情でお見せできるかのかを必死になって、きものコーディネートやディスプレーにこだわりを持って時間を使っていましたが、その作業を終えてみると、今度はこの会にお客様がどれだけいらしていただけるのかが心配になって仕方ありません。

 

これまで何度も繰り返して来たことですが、会を開くということは緊張の固まりでしかありません。

 

そんな想いでいたときに、一人のお客様が一足先に今回の「帯展」を見に来てくださいましてね～

この会の提案を受け止めてくださったお客様でもあったので、とても嬉しく思うところがありました。

 

本番は明日からで、店から投げたボールをどれだけの人が受け止めてくださるのか不安でなりませんが、楽しんでいただける接客に心がけることができればと思っているところです。

 

そこで今日は店の赤い着物が入荷しまして、そのきものでコーディネートさせていただきたいと考えています。

 

その前に長年仕入先を廻っていまして、大人が着る赤い着物や赤い帯を見かけることがとても少なくて、どうして作ろうとしないのか不満な気持でいたときに届いた着物だったので、嬉しくなってきもの遊びしてしまいました。

 

【赤い着物を帆船の帯で組み合わせる】

 

 

 

その着物が更紗調の赤一色の紬地に染めた小紋で、最初に白地の紬地に帆船柄を染めた帯で組み合わせてみました。

これがとっても素敵で、大人可愛い着こなしだと思いません・・・。

この装いを海外で着こなせたら誰もが振り向くのではないかな～

 

 

 

 

赤い着物も素敵ですが、帆船の帯も他では見かけない模様で着物を着て歩くことが楽しくなるコーディネートかと思っています。

 

 

【赤い着物を岡田その子氏の帯で組み合わせる】

 

 

 

 

次は今回の帯展のテーマとなっている岡田その子さんの黒地のクローバー柄でコーディネートしてみました。

個性と切れ味があって、これがまた素敵なんだな～

 

きもの通の着こなしを思わせる取り合わせになりましたが、観劇や美術館など人が集まる場所で着こなせたら、格好いいと思うな～

 

 

 

赤に黒の取り合わせも魅力的で、その魅力を存分に岡田その子さんの作品の型絵染の帯が引き出しているように思えます。

 

 

【赤い着物でクリスマスコーディネート】

 

 

 

最後はクリスマスがそろそろやってくるので、クリスマスコーディネートを考えてみました。

赤はクリスマカラーではありますが、その印象を深める意味でクリスマスツリーの帯で君合せてみることに・・・。

 

帯地の色にパンチ力(りょく)が足りていない感がしますが、着物の色が主張しているので、合わせる帯は上品でさりがない感じを大切にしてみました。

これが大人の着こなしと言えるのかもしれません。

 

 

 

 

塩瀬帯に金箔を存分にあしらって描かれたクリスマスツリーの帯となります。

この帯でお友達とクリスマスパーティーを開くことが出来たら最高の一日になることでしょう。

 

赤い着物を3種類の帯でコーディネートさせていただきましたが、貴女だったらどの帯をセレクトされますか。

宜しければ明日からの帯展に出品していますので、目の前で確かめてみてはいかがでしょう。

 

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。