日が暮れる頃から仕入れ先が次々と店に来ていまして、日が暮れれば町内の仕事で夜回り当番の役が当たっていまして、慌ただしい時間を過ごすこととなりました。
ようやくパソコンを動かし始めたところで、初売にウールの着物を提案したいと考えていまして、今日はその事について記事を書いてみることと致します。
着物愛好家と言いってもいろんなタイプに分かれるのではないでしょうか。
例えばアンティークな雰囲気の着物をワイフワークのようにして楽しんでいられ人もいれば、洗えるポリエステルのプレタ着物をお仕事に活用している方や、あまり作られていない着物や帯に魅力を感じていらっしゃる方など、昔に比べたら着物で遊ぶ人が増えているように思えます。
特に都心では木綿の着物やウールの着物がお若い年代層を中心に盛り上がりを見せていると聞いております。
傾向としてはOLさんのお小遣いの範囲内で買える着物や帯が注目されていて、リサイクルショップを活用されている方の多いのかもしれませんね。
そうした着物愛好家の存在を知りながらも歩み寄れる品揃えが地方では難しくて、店のカラーを打ち破ることができませんでしたが、着物愛好家を増やしていこうと考えたときに、リーズナブルな価格帯の商品から始めるというのが常識かと思えましてね~
Sんな考えの下で、数年ぶりにウールの着物を採り上げてみることにしました。
ここにある画像が、ウールの糸を手織りで織ったウールの着物になります。
京都西陣で織られていると聞いていますが、昔とまったく変わらない商品で品質は5★と言っていいくらい安心できるウールだと思っています。
ここには男物の画像を出していませんが、男物もしっかり揃えてみました。
その中から本筑博多半幅帯を使ってコーディネートしてみましょう。
それがこの画像になりますが、きもの通の着こなし方でなかなかいけてるでしょう・・・
着物がウールっぽくなくて紬の着物に見えるのではないかな~
縞柄と横段の格子柄がほどよく調和されていて、合わせた博多織半幅帯とあっていると思いませんか?
実にお洒落で普段着としてお召しいただけるものです。
ウール素材の織の着物は素材が肉厚で裏地を付けないで仕立てる単衣仕立てが一般的。
本来着物の単衣仕立てになると、お召しいただかる時期は、5・6月頃と9・10月頃になりますが、織のウールになると、裏地が無くても暖かいこともあり、10月頃から初夏を感じさせられる5月頃まで来ていただけるのではないでしょうか?
4日からの初売りではウールの着物と博多織半幅帯をコラボさせて、町へくり出せるコーディネートを紹介させていただきたいと思っております。
これから皆さんにアピールできる肉付けを考えなくてはなりませんが、普段着の着物に興味をお持ちであれば是非覗いてみて下さい。
初売りは1月4日からです。
ではこれにて・・・
お休みなさい。