昨日は京都で今日は山形県米沢市と、ハードなスケジュールで2日間の出張を終えて戻ってきたところです。
今日は電車に乗っている時間が長かったですが、天気が良くて外を眺めているだけで気持ちが晴れる一日でした。
例年2月は二日間かけて京都の仕入れ先を廻るのですが、一日で物事を終えなくてはならないもので、無駄話をできるだけ避けて密度になって仕入れ先を覗いてまいりました。

竺仙のゆかた
東京竺仙さんが2月の京都で新作のゆかたを発表するので、しっかり拝見して、上質の浴衣にその浴衣地に合わせる帯をいく品か注文を入れてまいりました。

西村織物の博多半幅帯
そして福岡県から博多織の西村織物も京都で新作の半幅帯を発表していまして、この会社にもお邪魔して新しい商品をチョイスしてまいりました。
他にも夏物の手配をして一日目は終了。
そして今日は、早朝に京都を離れて、向かうは山形県米沢市。

山形県米沢市へ・・・
お昼前に米沢市に入ることができましたが、心配してた雪が全くなくて春の陽気。
革靴で正解でした。
そして昼食をとって一路、紅花染で米沢紬を作っていらっしゃる「新田」さんの会社を訪ねてみることに・・・
その会社の会長さんが応対してくださいまして、紅花染が米沢市で根付いた話しや、その昔紅花が口紅として広がって行った話など、高価なものだったそうです。

紅花染
紅花の色合いの濃度で位が分けられていた時代があったそうで、左端の真っ赤な色にするまでには、紅花染を何度も繰り返すそうです。

紅花で染めた糸で紬を織る
紅花で染め染めると、次は機織り機に掛けて紬を織ってまいります。
その様子を写真に撮ったものです。
手織りで織っている部屋と織機で織っている部屋と分離されていて、いとも思うことは地味な仕事であるということです。
そして目の前で工場長が、白いハンカチを紅花で染めるところを見せてくれましてね~

紅花でハンカチを染める
桶の中に紅花の染料が入っているのですが、ハンカチを小さく畳み、輪ゴムで巻きつけた状態で布を浸すとピンク色になっていくんですね~

染め上がった紅花染のハンカチ
そして輪ゴムを取ると絞り染めをした感じに紅花が染まっていて、おしゃれなハンカチへと変身するところを見せていただきました。
これを見て、店でお客様が自らハンカチを染めていただくとうい企画を混ぜて紅花の着物をを紹介してみたくなり、秋の神無月展で採り上げることを決めてまいりました。

新田さんの会長さんに感謝です
貴重な時間を私の為に使ったいただいたことを心より感謝したいと思います。
ありがとうございました。
投稿まで時間がないので、これで終わらせていただきます。
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







