店は静かな一日となりましたが、日本だけでなく世界が新型コロナウイルスの感染で日に日い騒がしくなって来ています。
新型コロナウイルスの発生源は、中国・湖北省武漢と聞いていますが、一人の人から世界に広がる感染力は私たちの常識とはけた外れのところがあって驚かされています。
京都の仕入れ先が来ていましたが、京都の観光地はガラガラだそうで人混みに対して敏感になっていることを聞かされると、3月初めの京都出張が心配に思えてまいります。
そして閉店後に美容院でカットをしてきたのですが、そこでも新型コロナウイルスの話で地雷を踏まないように歩く生活に違和感を感じます。
安全を担保することが優先されるべきでしょうが、同時に負の連鎖がドミノ倒しのように起きていてとっても複雑。
心の内は、春が近づいているので今よりももっともっと楽しいことを考えたいし、美しい春を迎え入れたい気持ちでいっぱい。
それが許されないとしたら悲しくなります。
命が宿る春のパワーがコロナウイルスを寄せ付けないものになればと思っていますが、本当に厄介なものが上陸してしまって、この先どうなるのでしょう。
東京オリンピックにダメージを与えるものにならなければいいのですが・・・
愚痴ってしまいましたが、今月の20日に美しいキモノの春号が発売になりましたよね~
ワクワクしながら、仕入れ先の商品が出ていないかを気に留めながら拝見させていただきました。
私の目線で見る着物雑誌は、お取引のある仕入れ先の着物や帯であったり、和装小物などを探す媒体になっていまして、今回もたくさんの仕入れ先の商品が掲載されていたように思っています。
中には数日前にお客様に選んでいただいて商品が載っれいたりして、心躍らせながら拝見させていただきた次第です。
そして最後に裏表紙を見ると、卯月展で採り上げることになっている職先の着物が一面に出ていまして、案内状作りに苦労していた時でもありPRさせていただくことにしました。
ここにある永治屋清左衛門(えいじやせいだえもん)は京都で200年以上続いている創業者の名前で、その名前をブランドにして「唐織」と「二重(ふたえ)織物」にこだわるメーカーさんでもあります。
分かりやすきいえば織物の着物を作る先で、能衣装や織田信長の妹「お市の方」の小袖を復元する技を持ち合わせている会社です。
昨年の11月だったでしょうか、この会社を訪ねて4月に開催する卯月展で特集を組む運びとなった訳ですが、店で織物のフォーマル着の扱いが少ないもので、どのような伝え方をしたらいいか右往左往しているところです。
言ってみれば助け船が目の前にあってもので利用させていただいた次第です。
現在案内状の作り込みをしている最中で、4月17日(金)から20日(月)までの4日間、「永治屋清左衛門の世界」と題して着物や帯を紹介させていただきます。
十二単の上着も特別展示したいと考えているので、どうか楽しみにしていてください。
取り止めのない記事になってしまいましたが、これで終わりにします。
では、お休みなさい。