お客様からお花見情報が届き始めていまして、例年よりも桜の開花が早そうです。
いつもなら花より団子とでもいいましょうか、花見時期に着物で食事会をしようという話になるのですが、今年はコロナ騒動で見送りになり、訪れた春を素直に受け入れられないことが残念でなりません。
コロナ騒動で何もかもが中止になっていて、ストレスを溜めている方が多いのではないかと思います。
桜が咲き始めたことで、私たちの生活に潤いをもたらしてくれるのではないかな~
ワイドショーを見るのはほどほどにして、開花した桜を見て心の豊かさを取り戻せたらいいよね~
叶わなかった花見を着物でお出かけできたらというストーリーで着物コーディネートしてみました。
そのコーディネートに、先月、紅花染の産地である山形県米沢市にある新田さんの会社にお邪魔したときにセレクトさせていただいた帯を使ってのコーディネートです。
その紬帯がこちらです。
紅花で染めた糸を手織りで織った真綿紬帯なんですよ。
ベースの濃い紫色にポップな色を取り混ぜた、これまになかった個性的な紬帯かと思っています。
その新田さんで織られた帯をほんのり桜色した草木染の飯田紬に合わせてみました。
色のメリハリが効いていて、味のある着こなし方だと思いませんか?
帯地のレモン色が印象的ですが、手織りでボカシてる感じがとって素敵でしょう・・・
このビビット感に新しい風を感じていまして、斬新さと素朴さに惹かれて用意したものです。
きもの通といえるセンスがあって、花見時期に着こなせたら素敵かも・・・
改めてご覧ください。
色の濃淡を手織りで上手に生かし、ざっくりとした風合いは紬織メーカーである新田さんの技かと思っています。
全通柄なので柄を出すポイントを考えずに締めていただけますし、大島紬や結城紬に合わせたら、色合いの化学変化が起きておしゃれな装いを楽しめることでしょう。
参考にされてください。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。