ようやく温かくなってこの店の出番かと思っていますが、客足はいまだに伸びることがなく苦戦しているところです。
今日も情報紙を配るために外周りをする一日でしたが、店に戻るとこのブログを見て下さっているお客様がお越しになられていましてね~
初めて店を覗かれたみたいで、普段に着物を着ることが多いと聞いて着物談義に盛り上がりました。
着物愛好家とお話をさせていただく機会に恵まれて気持ちを豊かにすることができて良かったと思っています。
だって、コロナ騒動で聞きたくない辛い情報ばかり耳に届いて、心が折れそうになっていたからです。
明るい情報が流れる世の中になって皆がハッピーにならないと、経済は上向きになって行かないのではないかな~
そんなことを強く感じるこの頃です。
され、温かさんが戻ってきたことで、気持ちが明るくなる色合いの小千谷ちぢみをコーディネートしてみたのでご覧ください。

小千谷ちぢみを夏用博多帯でコーディネート
紹介させていただくのはレモン色とヒワ色とが7対3に別れた格子柄の小千谷ちぢみです。
小千谷ちぢみといえば夏物の代表的な麻素材の普段着の着物になります。
その着物に通気性に優れた博多織の紗八寸帯を合わせて夏の装いにしてみました。

西村織物の博多織紗八寸帯
こちらの博多帯は色合いが均等に3色に別れていまして、中央の白を挟んで両端が水色の濃淡で織られた夏物の単衣帯です。
見た目からも涼しさを呼び込んでいるのではないかと思いますが、従来の献上柄博多帯と違って大胆さのある帯ではないでしょうか?
ここに帯〆と帯揚げを加えて装いを整えて見ましょう。

パステルカラーの小千谷ちぢみをコーディネート
帯〆の代わりに涼しさを演出するトンボ玉のグリーンの帯留を加えでみましたが、三分紐の色合いが清潔感に溢れていて素敵でしょう。
絽の白っぽい帯揚げを指し、玉かんざしに朝顔の模様が入った品でコーディネートしてみました。
こちらの装いの面白いところは小千谷ちぢみの色合うが明るいことで、それも色合いが7対3で分かれていることです。
仕立て方で個性の出し方が変わる着物で、その一方で帯と帯周りが涼しさを呼び込んでいるコーディネートかと思っています。
この装いを向日葵のような貴女に捧げたいです。
上手くまとめることができませんでしたが、何か参考になれば幸いです。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







