国内の経済活動が徐々に動き出し、東京と京都の仕入れ先から電話が入るようになりました。
規模が大きい会社ほど現状は厳しいみたいで、進む道が閉ざされてしまって慌てている様子が言葉の節々から伝わってまいります。
数件の仕入れ先と近況を話していてのですが、物作りをしている着物関係の仕入れ先から気になる情報が入ってまいりましてね~
着物の染色に携わって先の職人さんはどこも高齢化は進んでいまして、年金をもらいながら仕事をしている先が多いそうです。
今回の新型コロナ感染拡大で経済活動が止まり、仕事が入ってこない日が続いて、仕事に対すつ意欲を失っている先が少なくないそうです。
テレビのニュースでも、長年地域に親しまれていた飲食店が緊急事態宣言後に閉店することを決めた話題が幾つも取り上げられていましたが、それとよく似た状況が流通の川上ともいえる物作りに現場で起きていることを聞いて、益々業界が衰退していくのではないかと危機感を覚えた次第です。
他の業界でも「どうして・・・!」と思うことが起きているのではないかと思いますが、その後の余震とでもいいましょうか、経営に及ぼすダメージは計り知れないものがあり、心の持ち方がとても大切になってくる気が致します。
不幸な出来事が起きて途方に暮れるのもあれば、予期せぬハッピーな出来事が舞い込んでくるのも私たちの社会です。
まさに何が起きるか分からないのが生きているということなのでしょう。
今は不幸な出来事をできる限り想像しないで、ハッピーな出来事が起きることを信じて、そのプロセスとなる道を築いて行くことが賢明ではないでしょうか?
全国の皆さんに笑顔が贈られる店になりたいですね。
そのためにも今日という日が大切なんですね~
訪れる6月を見据えて、店頭に新しい看板を用意しました。
それは「ゆかたで遊ぼう」というとても単純な看板です。
店の品揃えのテーストと若干違った雰囲気かもしれないが、行き交う車にアピールできる看板にしたいと思って創ったものです。
今年はゆかたが着れるイベントがのきなみ中止になってしまって、自らが浴衣を着るシーンを作らなければならなくなりました。
少数派の人が考えることなのかもしれませんが、店はそんな人の背中を押したくて「ゆかたで遊ぼう」の文字を強調させてみました。
的外れなことをしているのかもしれないが、コロナ騒動が収まるのをただ待っているという訳にはまいりません。
この店の強みとなる商品をアピールしていきたいと思っています。
そしてお隣の県のお客様からラインで紺地一色の浴衣の映像が送られてきまして、その浴衣に合う帯を帯を紹介して欲しいとの相談でした。
年代はお孫さんがいらっしゃる方で、模様は網を広げたような不思議な幾何学模様。
よく似た柄がないために、模様の違った紺地一色の浴衣で合わせてみたのでご覧ください。
❶まずはこちらの2本。
西村織物の粗紗(あらしゃ)という単衣博多織で織人は高瀬文子さんと記されたゆかた帯です。
色違いですが上の白茶系の帯は私のお気に入りの品の一つです。
❷こちらも高瀬文子さんが織られた博多帯で、粗紗織りのお色違いになります。
上の赤茶系の帯は美しいキモノの夏号の付録2020最旬ゆかたの11パージに紹介させているものです。
その色違いが白です。
❸こちらの黄色が入った帯は麻絹(まけん)というもので、絹と麻の糸を混ざ袷て織ったゆかた帯になります。
織人は國分恵美子さんで、とても垢抜けした帯ではないかと思っております。
その下にあるのは紗織りゆかた帯で波のような線が涼しさを呼び込んでいるのではないでしょうか?
織人は出口さちさんでどりらも西村織物の博多帯になります。
❹最後に合わせたのは麻100%の浴衣帯で紫ボカシとピンクにリバーシブル帯になっております。
紫の帯も合うかと思って紹介させていただいたもので、帯幅は博多織よりも1㎝幅が広くなります。
お勧めさせていただきたいのは、麻絹の帯をここのある4種類の帯。
麻のリバーシブル帯の品番は・・・02231
粗紗(あらしゃ)帯の品番は・・・02803-2
麻絹(まけん)帯の品番は・・・02803-1
紗織り帯は・・・・・・・・・・02803-5
分かりにくい点がありましたら何なりとお尋ねください。
お値段はラインにてお知らせさせていただきます。
では、今日はこれにて・・・
お休みなさい。