京都の仕入れ先の中で、コロナ感染を警戒して今年の3月を最後に出張を見送っていた個人経営者が半年振りに店の来ていましてね~
コロナ前までは年に10回くらい店の来ていたかと思いますが、肺に持病を抱えていることもあって出張を控えていたのでしょう。
久しぶりだったもので情報交換をしたりしていました。
その彼が言うには、どこの店も守りに入ってしまっていて、どこまで我慢ができるかという次元になっているように思う。
この業界にいる人の多くが、厳しい現状を良く理解しているものの、踏み出すこともなく経費を削減してコロナ禍をしのぎたいと考えているようですが、そんなことを言っている場合ではない気がしてなりません。
コロナ禍の経営として”守るも攻めるも”どちらも間違っていない考え方かと思っているが、攻め抜いて失敗したとしても、何もしないで後悔するよりかは価値があるのではないだろうか?
自分を奮い立たせる狙いもあってそんな話をさせていただいたのですが、その背景には、来客数が伸び悩んでいる現状があって、的はずれなことをしているからかもしれないという不安を掻き消したくて、理想論を話してたのかもしれません。
とにかく、じっとしていては現状を変えることはできないと考えていて踏み出す選択をした私です。
そのひとつが神無月の会で特集を考えている紅花紬展でもあり、12月に予定をしている着物で迎えるクリスマスパーティーで、他にも考えていることがあり迷いを消すことに必死になっています。
彼を送り出すこと頃にはすっかり暗闇なっていまして、空を見上げれば私を見つめる綺麗な月が・・・
そしてその周りには小さく輝く星がいくつもあって、私にエールを送ってくれているような気持ちになりました。
何をやっても上手く行かないし、おまけにドジばかり踏んで自分の無力さを星の数ほど味わっていますが、どうしたら良い方向に向かっていけるかを腹を括ってチャレンジする覚悟でいます。
もしも、もしもお月さんが一生に一度だけ願いを叶えてくれるとしたら、私は目には見えない世界に行ってしまった妻を呼び戻すに違いありません。
一緒に苦楽を共にしながら新しい道を切り開くことに情熱を傾けたいです。
その横に妻がいてくれるだけでいい・・・
叶わなくても、夜空に輝く月を観ていると呟きたくなります。
ちなみに今年の十五夜は10月1日になります。
月が綺麗に見える間に願いを託してみてはいかがでしょう。
取り止めのない記事になってしまいましたが、これで今日を閉じることとします。
では、お休みなさい。