今日も散らかした奥の部屋の整理に追われていましたが、お客様の来店が少なかったこともあり、段取り良く事を進めることができて達成感を感じています。
日が暮れてからお客様が続きましたが、お客様とゆっくりお話をすることもできて、実りのある一日だったかもしれません。
今日はこちらの画像からご覧ください。

街着をコーディネート
小千谷紬の生地に染めた小紋をおしゃれ袋帯でコーディネートしたもので、気どらない街着の装いって感じでしょうか?
着物の地色は黒っぽくて細かな模様で埋め尽くすこともあり、帯は少し明るい地色のもので柄がうるさくないさっぱり系の袋帯で組み合わせたものです。
無難な合わせ方かと思っていますが、年齢層が少し高くなった感があります。
時として、気に入っている着物と帯を合わせると地味になってしまうことってありませんか?
そんな時はどうされますか?
一つの方法として帯〆や帯揚げで年齢層を変えるという組み合わせ方があるんですね~
今日は、その少しお若くなる色の組み合わせを紹介させていただきたいと思います。

色の組合せ
まず一つ目はこちらの組み合わせ方です。
サンゴ調の帯留めを黄色の三分紐で合わせて、帯揚げは黄緑系の絞りが入っていることがはっきり分けるもので組み合わせてみました。
若さが出たと思いませんか?
それにおしゃれ感にも踏み込んでいて、おしゃれなコーディネートになったのではないでしょうか?
ここで合わせている全通柄の帯って単調な柄が続いているので、帯留めが乗せやすいんですね~
帯留めを入れることでおしゃれ感も増して、お勧めさせていただきたい着こなし術かと思っています。

色の組合せ
次は着物にグリーンの色を使っているもので、帯留めの三分紐を深めのグリーンを持っていきたかったのですが、適当な色がなくて群青色を持ってきて、帯揚げはエンジ色でのコーディネート。
こうして映像を出してみると、三分締めの色がミスマッチでおしゃれを壊しているかもしれませんね~

色の組合せ
最も気を引くのはこちらの色の合わせ方ではないでしょうか?
都会的な感覚があって、地味だとか派手だとかの感覚を飛び越えて格好よく見えませんか?
好みもあるでしょうが私は好きですね~
ここで3パターンを紹介させていただきましたが、帯〆帯揚げの合わせ方で着物の雰囲気が見事に変わることを感じていただけたのではないでしょうか?
色の合わせ方って感覚の問題で方程式みたいに説明ができないのがとても残念でなりませんが、この秋冬の着こなしを帯〆た帯揚げなどを変えて変化を持たせてみてはいかがでしょう。
その時には専門家に相談されることが一番。
何故なら色の合わせ方で壊れてしまうおしゃれがあるからです。
この点を理解しておくと、細部に渡って気を配れるようになり何がNGなのかが見分けられるようになると思います。
抽象的な話になってしまいましたが、いつでも相談に乗れるので、この店でよければ気軽に声をかけてみてください。
ではこれにて・・・
おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







