入学式に出席されるお母さんの着物の装い・縫いの小紋と塩瀬帯でコーディネート

入卒用の着物の提案

数日前からカメラとパソコンの相性が悪くなっていて、写真を撮ったものをパソコンで画像処理をしょうと思うとひと苦労。

パソコンを新しくしてから出来ないことが多くなっていて、「進歩」の二文字についていくことが難しくなっているのでしょう。

 

この年齢になると変化について行くことが大変で、何でもかんでも便利にならなくてよい気がします。

そんな負け惜しみが呟ける間は、現役で仕事が出来る証なのかもしれませんね。

 

 

さて今日は入卒用のお母さんの装いとして、清楚な雰囲気をかもし出す小紋と帯のコーディネートをアップしたのでご覧ください。

 

 

 

入卒用の着物の提案
入卒用の着物の提案

 

それがこちらの組み合わせです。

 

着物は縫いが入った小紋で、それに塩瀬帯を合わせていますが、どこから見ても街着の装いには見えないのではないでしょうか?

むしろ清潔感に溢れた上品なセミフォーマルの装いに近いものがあって、お子さんの入学式の着こなしになるものだと思っています。

 

縫いが入った小紋
縫いが入った小紋

 

その訳は、小紋の色合がオフホワイト系の卵色で、しゃれ感の強い濃い地の着物でないこと。

華やかさが増す、照りのある紋意匠(もんいしょう)の生地を使っていること。

 

 

縫いの着物
縫いの着物

 

そして模様を縫いで表現していて、適度に模様が飛んだ着物であること。

 

これらの条件がパランスよく組み込まれた着物で、フォーマルの着物としてお召しになれる器量を持ち合わせた小紋かと思っています。

 

しかし着物だけで綺麗な装いになるものではありません。

そこに帯というものが必要で、袋帯を合せて装いの格を上げる選択肢もありますが、入学式ということを考えて控えめな柄の塩瀬帯でコーディネートしてみました。

 

 

刺繍入りの塩瀬帯

 

帯の柄にあるお花っぽい模様に刺繍を加えていて、着物との刺繍繋がりもあり、この帯でコーディネートしたものです。

 

金ネズの地色が上品にまとめていて、主張が少ない柄だけに改まった席に合う帯だと思っています。

 

 

こうして着物と帯をコーディネートしましたが、この二点だけでは厳かな席には不十分。

 

 

 

フォーマル用の草履とバッグ
フォーマル用の草履とバッグ

 

フォーマル用の草履とバッグを着物と帯の装いに組み込むことで、より一層、格の高い装いになるんですね~

ここでは草履とバッグの雰囲気を違わせてコーディネートさせていただきました。

 

品があって素敵でしょう。

 

バッグは帯地の唐織りを使って仕上げたあおり型バッグで、持ち物が多く入ることからとても使いやすいバッグかと思っています。

そして草履は着物の地色に似たパール色の台に白の鼻緒。

 

フォーマル着は草履台の高さもあった方が良くて、こちらの草履のかかとの高さが5㎝のものです。

 

お手頃価格で店頭に出しているのでお値段をお伝えしておきます。

あおり型バッグはメーカー希望価格5万円の品ですが、税別価格は28,000円。

草履はメーカー希望価格2万円の品を税別価格16,000円で発表しています。

ちなみに刺繍入り小紋は10万円となっているので参考にされてください。

 

ここに帯締め帯揚げも加えてトータルコーディネートしたかったのですが、うっかりして加えることを忘れてしまいました。

 

これで店からの提案は終わりますが、お子さんの晴れ舞台となる入学式を迎える方は、ハレの日にふさわしい着物で出席されてみてはいかがでしょう。

分からないことあれば、いつでもアドバイスさせていただきたいと思っているので気軽に相談ください。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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