新しい商品開発・竺仙小紋を牛首紬の白生地で染めたらどうなるの?

竺仙さんの着物と帯 店主のひとりごと

午後から新年のホームページに使う映像を店内で撮る時間に充てていまして、撮影会が終わったかと思えば、数件の仕入先が店に寄ってくれて、閉店までザワザワとした一日だったかもしれません。

 

仕入先は年末ということで、挨拶も兼ねて店に寄ってくれたのでしょうが、別件で東京から来ていた仕入先もいましてね~

そう、新規コロナ感染者の多い東京からです。

 

実は新しい商品作りを考えていまして、その作品作りのために、東京の仕入先の知恵を拝借したくて呼んだんですね~

 

何をしょうかと思っているかと言いますと、地元である白山市で織られている牛首紬の白生地を、東京の染屋さんの型紙を使ってオリジナル商品が作れないかと考えていまして、その打ち合わせなども兼ねて担当者に来てもらったのです。

 

その仕入先は東京竺仙さん。

コロナ禍での苦難の話の情報交換を終わらせると、いよいよ本題の話。

 

 

 

竺仙さんの着物と帯

竺仙さんの着物と帯

 

担当者から牛首紬の生地から染めるのであればと、竺仙さんの強みとる商品を拝見させていただくことに・・・

広げていただいた商品を見て、牛首紬で染めた場合の具体的な染価や、ちりめん生地と紬生地との染め上がりの色合が若干違うことなどを聞かせてもらったものの要の江戸小紋がありません。

 

着物を染めるか帯を染めるのかも迷っていますが、オリジナル商品を作る以上は、竺仙さんの江戸小紋も拝見してから判断させていただくこととしました。

 

店としては初めての試みです。

どうしてそのようなことを考えたのかと申しますと、この店の専門性を高めていく上で必要なプロセスかと思っていまして、地元で作られている牛首紬を生かした商品作りができたら素敵だろうな~

そのようなことを夢見ていまして、東京竺仙さんの職先で染めたら新商品が作れるに違いない。

 

来年に向けて行動に移すことを心に決めていて、その一歩を踏み出した日とも言えます。

 

私たちの業界はコロナ禍の中で踏み出すことにためらいを持っている先が少なくなく、この状態が続くこととなれば倒れる店や仕入先も出てくるでしょう。

もしかしたら、その順番が私の店の回ってくるかもしれません。

 

そう考えると、コロナ騒動の治まりを待つ姿勢では、耐えきれないと考えなくてはならないのでしょう。

 

新しい物作りが明暗を分けることになるやもしれませんが、踏み出すことへの意味は100倍もの価値を生み出す物だと思っています。

ワクワクする道の上に乗った訳ですが、さて、これから先はどのような展開になることでしょう。

 

ではこれにて・・・
お休みなさい。

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