商売の原理原則と娘が描いてくれたPOPの狭間の中で・・・

   私の商売は地域の人々に役立つ商品を仕入れ、その商品価値に合った値段で販売し利益をいただく。 そして、その利益から人件費や家賃などの経費を捻出し、残ったお金で再び新しい商品を仕入れ店頭に並べるというのが小売業としての一般的な姿かと考えております。

しかし、その通りに事が進まないのも商売で、お客様に役立つ商品が何であるのか?

どれだけの量を用意したらいいのか?そして、どのような手段で販売したらいいのか?

諸経費を捻出するためにはどれだけの利益を確保しなければならないのか?

経営者の見込みや判断を間違えれば、物が売れないという現実が待っていて、その部分を補いためにもお客様を惹きつける魅力作りが必要とされているのだと思います。

そして、そのプロセスが店の個性へと進化していくのではないでしょうか?

ここには学問だけでは通用しない世界があって、経験と時代の流れを見極める感と情熱みたいなものがないと、生き残っていけないのではないでしょうか?

この原理原則はすべての商売で言えることだと思っております。

「その鍵はお客様が握っている!」と謙虚に考えたなら、何をどうしたらいいのか工夫も生まれるもの。

しかし23日からの催事を前にして考えさせられることが多くあり、この工夫の物足りなさが私を苦しめます。

DSC_0002getanopoltupu.JPG外回りを終えて店に戻ると、長女が描いてくれたこのPOP。

私が指示したものではなく、自ら考えて作ってくれたものです。

優しい表現力があって、私の思いを伝えるものでした。

控えている催事がセールとなれば割引率を紙面に埋めるべきなのでしょうが、このPOPを目にしたときに私が最も大切にしている心の豊かさみたいなものが垣間見れてホットさせられるものがありました。

DSC_0007geta.JPG私がお客様に一番伝えたいことは機能性で割引率ではなかったからです。

これでいい・・・
後はお客様が判断されるでしょう。

何が正しくてどこが間違っているのかを判断できる器ではありませんが、教えてくれるものがありました。

日々の仕事はいろんなことを教えてくれています。

素直な気持ちで受け止められる人間でありたいですね。

それではこれにて・・・
お休みなさい。

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