今から10年前のことです。
人通りの少ない郊外で店を持つ私は、当時、金沢方面からお客様が少なくて、何かいい手立てはないものかと悶々としていたときに、地元の鶴来商工会からブログというものを勧められましてね~
それまでパソコンを使ったことがなく戸惑うものがありましたが、現状を変えたと思う気持ちが勝っていて、商工会の職員の方やネットに詳しい専門家の力をお借り、どうにかブログデビューをすることができました。
それから試行錯誤する10年でしたが、お陰様でブログからのお客様の増え店作りに欠かさないもになっていますが、ネットの世界は日に日に進化していて、現状の取り組みがこれでいいものなのかをチエックしたくて、商工会に相談してみると快く受け入れてくれましてね~
そして、その点検の日が今日でした。
ブログを立ち上げたときにお世話になったネット関係の専門家に再び店までお越しいただいて、いろいろアドバイスをいただくことに・・・
その方のお話では、毎日記事を書き続けてきたことがこの店の大きな財産になっていて、いくつかの改善点はあるものの、これまでの取り組みを続けていけばいいとの見解でした。
とても嬉しかったです。
その場に次女も立ち会ってくれたのですが、幾つかの課題と改善点をご指導いただいて、その後の結果を来月もう一度確認してみることとなりましてね~
その課題の一つに、電話での対応にも積極的に取り組む必要性を指摘され、ブログ記事の最後に電話で話をしている写真があってもいいのではないかとの課題をいただき、これなら今でのできると思って、お帰りになられてから早速娘と撮影会。
実は、自分の写真があまり好きではなくてね~
そのようなことを娘に呟くと、「オッサンだから今さらどうすることもできない!!写真を修整することもできるし・・・」。
なんとことを言われましたが、渋っていても仕方ありません。
そんなやり取りが笑いを誘い、レンズを向けられます。
そして私は「上手く撮れよ・・・」と、注文を・・・
シャッターが落とされるたびに気が気ではありません。
そしてこちらの写真を選択してみました。
正直なところ、こんなおじさんの顔写真を見せたくないのですが、出された課題の一つならば受け入れなくればなりません。
身近に感じていただけたらいいのですが・・・
さて、話を現実に戻しましょう。
このような写真は店を知るためのきっかけに過ぎず、大切なものは他にあると思っています。
専門店としての商品の品揃えや見立てのセンス、そしてそれらの価値に合うお値段であることや、お客様への気遣いなども気を配らなくてはなりません。
しかし、着物市場がいつまでたって下げ止まらないだけに、小さな商圏では経営が難しくなってきていることも否定できない現実です。
となれば、販路を広げるための工夫や努力が求まられる訳ですが、前向きなお店はネット関係にも新しい道を探り始めていて、情報が氾濫しているんですね~
その中で新しい出会いを見つけ出すことって容易ではありません。
そのこともあって、商工会の力をお借りしたのですが、どうも私には近道が似合わないみたいです。
地味なことをコツコツ積み上げ、大地に深く根を下ろし嵐が来ようとも倒れない幹を育てなさいと言われた気がします。
辛抱と我慢の人生ですが、志を高く持って見えないゴールに向かってカメのごとく歩くしかありませんね。
それではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま






