今日1月4日からこの店の航海は始まりました。
店内では木目込み雛人形と入学式のお母さんの着物提案をしておりまして、この要件で店にお越しのお客様は一人もなくて、来る10日に開かれる成人式関連のお客様ばかり。
多いお客様という訳ではありませんが、私の店を頼ってお越しになられたことに喜びを感じております。
今日の船出を前に私は3ツの矢を放つことを宣言し、その中の一つに着物初心者に優しい店作りを掲げました。
それは着物を知らない日本人が増えていまして、半衿の取り付けやお子さんの着物の縫い上げなどのお針仕事ができない。
着物の着付けができない。
着物のメンテナンスをどうしたらいいか分からない。
着物コーディネートが上手くできない。
などなど、着物に詳しい人がそばにいないと着物が着れない時代になってしまったのではないでしょうか?
そのことを真摯に受け止め、店側が着物初心者に近づく努力が必要だと考えた私は、お助けマン的な仕事をもっとアピールし、親切な対応が店の存在価値を高めていくと考え、今年はこの部分を強化したいと思っているところです。
そこで今年は具体的な形を作って行動に移し、「着物屋だからできるお助けマンノート」(仮称)という名目のリーフレットを作るつもりでいます。
その初日が今日だった訳ですが、早速、成人式に着る振袖に合わせる刺繍半衿とその取り付けの件でお越しになられた方が2件ありましてね~

成人式に着る振袖コーディネートの相談
お一人の方は、赤の絞り振袖と5本の袋帯をお持ちになられて、「どの帯が合うかを見て欲しい!」との相談から始まり、刺繍半衿に重ね衿、平の帯〆でコーディネートして欲しいとのこと・・・
そして刺繍半衿が決まれば、半衿の取り付けと、振袖の広衿の衿に紐やポックが付いていないので、それも頼みたいとのことでした。
お付き合いの長いお客様で、十分な品ぞろえができていないこともありまして、見立てをすべて私の任せるから今週の9日までに整えて欲しいとのこと依頼。
その相談中に電話からの問い合わせ。
「今週8日までに成人式に着る長襦袢の半衿を取り付けていただけないでしょうか?」との相談の電話。
お受けできることをお伝えすると、しばらくして長襦袢と刺繍半衿をお持ちになり、新しい刺繍半衿を用意してもよいとのことだったので、こちら様も半衿をセレクトしていただいてから半衿の取り付けをさせていただくことに・・・
たまたまよく似た相談が続き、振袖に合う刺繍半衿の品揃えを増やして対応に当たりたいと考えていますが、このような相談が良く入ってくるようになり、店の役割を改めて感じているところです。
これも地元の呉服店さんが激減していることと関係しているのかもしれません。
店としては呉服店が少なくなったことを強みに変えたいと思っていて、着物初心者との出会いのきっかけ作りにアクションを起こせば必ず未来が見えてくるに違いな。
そう信じて一本目の矢を放ちたいと思っています。
どうかご理解をいただいて、新しいサービスの在り方にご理解をいただけたらハッピーです。
まとまを上手く書くことができませんでしたが、この店がどう変化しょうとしているかを見守っていてください。
ではこれにて・・・
おやすみなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







