雪が溶けて動きやすくなっているものの、お客様の冬眠状態が続いていて悩ましい日が続いております。
そんな折に京都の仕入先が店に来ていましてね~
今月12日に初売りを終えてから京都が非常事態宣言が出されて、注文の電話もなければ商品の協賛も全くなく、巣ごもり状態だったこともあり、お得意先の動きを知りたくて出てきたというのです。
その様子から、何処のお店もコロナの影響を受けていることが想像できますが、今の状態をどう変えていったらいのかとの話になりましてね~
答えは何処にもないのに、話しているだけで安心できるから不思議です。
それは近くに同じ仲間がいるという安心感から来るものかもしれないが、互いにストレスを発散するものでしかありませんでした。
そして私が思うことは、寒さが厳しい冬の訪れがあるから、何処までの広がる青空の中で降り注ぐ太陽の光と暖かさに惹かれるので、何も策がないとしたら、せめて私たちは春の太陽のような明るさを持たなくてはならないのではないでしょうか?
春の日だまりの中には人も犬も猫も集まって来ます。
元気と活気を集めたいと思うのであれば、自らが春の太陽となることが必要なのでしょう。
その姿勢と姿から人が引き寄せられると考えたいです。
最後にそんな話をして彼と別れましたが、とにかく皆が迷子になっていて心の持ち方が難しい社会になっています。
辛い話題を拾うのではなくて、夢を語れる大人になりたいです。
春を想像したときに、このような着こなしで桜並木を歩けたとしたら素敵だとは思いませんか?
着物は地元で織られている先染めの牛首紬で、優しい雰囲気をかもし出したくてブルーグレー地の塩瀬帯でコーディネートしたものです。
日だまりの中に溶け込む感じがして心は桜色。
そして見るものの心を釘付けにしているのではないでしょうか?
特に合わせた塩瀬帯の色合と柄の柔らかさに春を感じさせるところがあってお洒落なんだな~
こうして春のこぼれ日をいただくことができました。
ただそれだけなのに心に光が差し込んで来れ着物マジックを感じています。
コロナ禍で不便さや不安もあるでしょうが、巣ごもりから飛び出して着物を着てみると元気をいただけるかもしれません。
どうかその一歩を踏み出してみてください。
ではこれにて・・・
お休みなさい。