天気が晴れたこともあるのか、多くのお客様にお越しいただくことができました。
実店舗はお客様が来ていただけることを目指し日々の店作りをしている訳で、少し報われた気持ちでいます。
そして店内の模様替えが始まっていまして、今日は重たい陳列棚を動かし商品の大移動。
天気も良くて晴れ晴れとした気持ちで新しい店作りに着手できました。
店内で取り上げている木目込み雛人形も、お客様との憩いの場ともなるスペース近くに大移動。
今年はコロナ禍で雛人形の盛り上がりが今ひとつですが、こうして陳列場所を替えると、今からこれからという気持ちになります。
2月は風呂敷にスポットを当てたいと思っていて、多くの場所を割いて風呂敷をディスプレーしましたが、これで終わりではありません。
お客様が店に寄ってみたくなる新しい提案を考えなくてはならないし、情報の発信も必要かと考えています。
いろんな仕事が山積みになっていますが、楽しみながら風呂敷にこだわる店を作って行けたらと思っているところです。
さて、今日の帯〆のことを少し語ってみたいと思います。
毎日のように着物コーディネートをカメラに収めていると、着物の用途に合わせて組み合わせる帯に頭を痛めますが、そのことよりも難しいのが帯〆帯揚げの色合の合わせ方かと思っています。
もう少し広く言えば和装全体の色の取り合わせで、装いがあか抜けたり、その真逆でダサイコーディネートになったりするものです。
その意味で、色を使い分けられるコーディネートはこの道の上級者と言っても過言ではありません。
そして、その要となるのが帯〆ではないかと思っております。
帯〆と言ってもさまざなま種類があり、着物によって使い分けられる知識を持たなければなりません。
例えば黒留袖には金銀糸が入った白の帯〆が基本となり、喪服は黒一色となります。
訪問着や付下げなどのフォーマル着には、金銀糸が入った色物の帯〆がふさわしいとされていて、帯〆の幅が若干広いものを使うと、帯〆に力が増して華やかさが出るとされています。
一方でこの画像にある帯〆になると、おしゃれ着に合わせる帯〆かと思っています。
幅が広い上段の帯〆は、おしゃれ感のある訪問着にも合せていただける遊び心のある帯〆かと思っています。
なので、格式のある場には使いにくいかもしれません。
どちらかと言えば小紋や紬の着物に合せていただけた方がシュクリくる個性的な帯〆かと思えます。
そして房がないパステルカラーの帯〆は、帯〆の幅が細く、おしゃれ着の装いに合わせるものだとお考えください。
小紋や紬、木綿の着物などに合わせと楽しい着こなし方ができるのではないでしょうか?
この場では、こうして言葉を拾って帯〆の特徴と魅力を伝えていますが、感覚の問題がかなりありまして、ご自身のセンスが計れるアイテムかと思えます。
それだけに装いの中で帯〆を上手く生かし切れたら、90点の装いが120点にも150点にもなことを頭に留めておいてください。
まとめきれませんでしたが、着物で花見ができるようになったら、帯〆や帯揚げを持ち出してご自身でコーディネート体験してみてください。
これまで疑問に思っていなかったことが、何処か可笑しいと気づくことがあるかもしれません。
そこで始めてコーディネートというものがどんなものかを味わえるのでしょう。
参考になる記事であればいいのですが、書いていて何を伝えたいのか分からない記事になってしまいました。
ペコリです。
ということで、今日の記事とさせていただきます。
では、お休みなさい。