日が暮れ始める頃から降り始めた雪が辺りを白銀の世界にしていて冬に逆戻り。
「また雪か~」そんな呆れ顔で外を眺める私でした。
静かに春が近づいているかのように思えたのに、うまく事が進まないものです。
コロナ禍で我慢の生活を送っているだけに、無情さを感じてしまうのかもしれません。

雪の結晶柄の染帯
そんな折に県外から雪の結晶柄の染帯のことで問い合わせが入っていまして、映像を添付させていただきました。
今の季節にピッタリはまる柄で、大人の着こなしと言えるのではないでしょうか?
この帯びに目線を合わせると雪が降ることを歓迎したくなるから、身勝手な人間かと思ってしまいます。
あまり雪が降らない土地の方には魅力的な帯と言えるのではないでしょうか?
他にも相談をいただいた商品があり、投稿後にメールで返事したいと考えているところです。
話題は替わりますが、何度も着たという振袖をお持ちになり、この振袖でのれんを作って欲しいとの相談がありましてね~
拝見すると、白地で濡れ描きという技法で染められた振袖で、黄ばんだシミが至る所にあり、数多く着たことが分かる振袖でした。
お客様は、この先振袖を着ることが無いので、やりくりをして袷ののれんを作って欲しいというのです。
店では商品の販売だけでなく、きもの再生サービスの仕事もしているのですが、このような相談を受けたことが無いために、仕事を受けていいのを迷いましてね~
と言いますのも、細かいことを言わないから、この店に任せると言うのです。
そこまで言うのならと、振袖の洗い張りをしてから仕立て師さんと何度か打ち合わせをし、四幅の袷のれんを作ることに・・・
、

きもの再生/振袖からのれんを作る
それのれんが先日出来上がってまいりました。
思っていた以上に出来映えが良かったもので、お客様の承諾を得て紹介させていただくことにしました。
のれんの幅は132㎝で丈の長さは155㎝の大きさで、素敵なのれんになっと思いませんか?
お客様も喜んでいただくことが出来て、これからは和のインテリアとして姿を変えて活躍されることでしょう。
きもの再生の仕事をしていると想定外の相談をいただくことがありますが、これも勉強かと思ってやらせていただくと完成したときの喜びは格別です。
ということでいつでもご相談ください。

店の情報誌「あ・うん」2月号
そして今日、数日前から作りかけていて店の情報誌「あ・うん」を仕上げることができました。
1月号の発行が遅れてしまい、その反省からずいぶん早い段階からネタ探しをしていましたが、心に響く情報を見つけ出せず、2/3が私の作文となってしまいました。
今回で250回目の発行となりました。
これでしばらく情報誌のネタを考えなくて済みます。
毎回同じことを言っていますが、続けることの難しさを今回も味わいました。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







