今年の春から 「きもの再生サービス」 に積極的に取り組んでいますが、今回初めて仕上がっている着物から絹の真綿布団を母親に作ってみました。
私に母は78歳になりますが、暖かい真綿布団が1枚あったらいいな~ と言うもので、以前京都で真綿布団を専門に作っているメーカーを尋ねたことを思い出し、さっそく母の着物で作ってみることにしたのです。
私の母は目と足の膝を悪くして着物を着るのが難しい体で、沢山の着物から単衣 (裏地が付いていない着物) の一つ紋の無地を選びました。
それが写真の着物です。
月初め仕入れ先回りの途中に京都のメーカーさんにおじゃまをして真綿布団のことを聞いてきたので、さわりだけですが説明してみます。
真綿布団は保温性にすぐれ軽くて寝返りをしてもすき間が出来ないそうです。また、アトピーなどにも効果的とのことでした。
そして今日、待ち望んでいた母の真綿布団を担当者が、京都から車で持って来てくれたのです。
家紋が中央にあり、見事に母の着物の身頃を使い仕立てたシルク100%の真綿布団に感激・・・・・
タンスに眠っていた着物が暖かくて軽い布団になり母も喜んでくれると思います。
早速実家に送る準備をして、母に電話した所です。
そして真綿布団で寝た感想を聞いて、きもの再生のサービスに生かしたいと考えています。
今回初めて着物から真綿布団を作りましたが、着れなくなった思い出の着物を布団にして使うことが出来るってステキなことだと思いますよ・・・・・・・
それも快適なシルクの布団になるなんて最高です。
関心のある方は是非当店まで相談してみて下さい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







コメント
今日はいつもと違う時間帯でお店に遊びに行ったので、ゆっくりお話ができました。他のお客さんがいないので、聞きづらい事も聞けてよかったです。ありがとうございました。
私の年齢やライフスタイル、好みなどを考えて下さってるのがとても嬉しかったです。「普段着・遊び着」だとしても、長く楽しめるものがいいよというアドバイスに思わず納得。今だけ良ければいいという考えと、これからもずっと着るという考えでは自ずと選ぶものが違ってくるんですね。色や柄だけでなく、質や格も関わってくるので、勉強しだすとキリがありません。一から勉強して自分で判断を下すよりも、自分のことをよくわかってアドバイスをいただく方が「いいご縁」に出会う確立が高いような気がします。
同じ「着物好き」が集まっても、着物との関わり方は様々ですね。いろんな人の話を聞くのは楽しいし、良い刺激になります。でも正直、知識のなさが恥ずかしかったり、変な見栄心が邪魔したりして今さら聞けない事があったりします。今日はお店をたっぷり独り占めして本音の話ができてよかったです。外見的な事だけではなく、じっくり話してみないとわからないことがあるんですね。
追伸:二部式の襦袢を初めて見て感動しましたが、襟部分の構造にさらにビックリでした。お店に行くたびに最新の便利な道具を見て、さすが21世紀の着物屋さんだなぁと思いました。(某ネコ型ロボットの未来の道具みたいです)
今日はきものの相談を頂、有難うございました。
ミニーさんの気持ちが解かるだけに何とか出来ないか自分なりに考えています。
着物姿は家族や周りの人達に、笑顔で「素敵ですね」って言ってもらえると、とても嬉しいもので着物好きになる きっかけの一つになると思います。
私は着物に対して新しい芽が伸びようとしている初心者を大切に思っています。
しかし、その障害になるものが、高価なものであることです。
安価で満足できる商品と見立てが着物業界に望む人が多いだけに、私達の努力が望まれているようです。
どうか私達に気を使うことなく、わがままを言って下さい。
それが私の仕事なのですから・・・・・・・