今日は「出張・風呂敷包み講座」があった日・そして仕入先とコロナ禍を生き抜く話しをした時間

風呂敷展 店主のひとりごと

今日は「出張・風呂敷包み講座」を白山市にある尾口公民館で行なうことになっていて、午後から女性陣2人(娘と照美さん)が向かうことに・・・

その間私は店の留守番で、講座の様子を見ることが出来ないのが残念ですが、10名の参加をいただいて、和やかに包み方の講習会出来たとの報告をもらっています。

 

その会場に白峰地区の方が講座の様子を見学されていて、講習後に白峰でも講座をお願いしたいと頼まれたそうです。

 

この「出張・風呂敷包み講座」ですが、とても評判が良くて、この後に2件予約が入っていまして、白峰さんが加わると3件目になるのかな~

産声を上げたばかりのサービスでまだまだ創意工夫が必要かと考えていますが、このサービスが店に来店したことの無い人との繋がりをしっかり結んでくれていて、それぞれの地域活動の中で、なにがしかお役に立つことが出来ている気がします。

 

このような地道な活動を続けていって、入りにくい呉服屋さんのイメージを変えて行きたいと思っている私です。

 

そしてその延長戦に風呂敷にスポットを当てた「風呂敷展」があります。

明後日18日(木)には店内で風呂敷包み無料講習会が開かれるために、風呂敷コナーを広げ、進化している風呂敷を参加者の目に焼き付けていただきたく、その演出を考えてみました。

 

 

 

風呂敷展

風呂敷展

 

これまでの店の雰囲気を変えたつもりですが、皆さんはどんな感想をお持ちでしょう。

とにかく風呂敷の種類が沢山ありまして、風呂敷の模様を見せることに心がけたつもりです。

 

店内はカメレオンのように色合を変えていって、馴染みやすい店内になっているのではないかな~

 

急激に寒くなってお客様が少ないのが気がかりですが、風呂敷の振興のためにも今できることを一生懸命考えて踏み出したいと思っています。

 

ここまでは風呂敷に関した話題です。

 

東京の仕入先が来ていまして、現状と夏物商品の展開の話になったのは普通の流れ。

話しが深まると、これから先のことについて”どうあるべきかか?”という話題へと変わってまいります。

 

メーカーさんの厳しい現状が見えてまいりますが、きもの専門店さんも辛い日々を送っていて、皆が迷路の中で騒いでいる状態かもしてません。

 

誰もが成果を欲しがっていて、時代に合った取り組み方をいろいろ考えているものの、一方で着物愛好家を増やすための田畑を耕す地道な努力が欠けているのでしょう。

このままだと着物の価値が分からない人が増えて行く一方で、和装業界の市場は日に日に小さくなっていて、伝統ある技を駆使した着物や帯が作れなくなる時代が目の前に来ています。

 

コロナ禍はこの現状を背後から押している感じがしますが、こんな時代だからこそ田畑を耕さなくてはなたないのでしょう。

 

地味な仕事を黙々と続けること。そしてこの仕事に誇りを持つこと。

 

二人の会話はこのような話しでまとまりましたが、結局は何をしたのかが問われるのでしょう。

心意気だけでは通用しない時代だけに、戦略を持って夏商戦に臨まないと生き残れない。

その覚悟を持たないといけませんね。

 

まとめきれませんでしたが、今日はこれで終わりとします。
では、お休みなさい。

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