コロナ禍の中でどのような店作りが必要とされているのかを日々考えていますが、なかなか出口を見つけ出すことができません。
この時期の浴衣需要が落ち込んでいて、季節商品の魅力でお客様を呼び込めないことが問題を大きくしているのではないでしょうか。
何か新しい戦略でお客様を呼び寄せることが求められています。
頭で理解できていても、魅力的な店作りを形にできないもどかしさがあって、悔しい思いが湧いてまいります。
そのような状況下の中で木綿の着物として完成度の高い「丹後木綿」の存在を知ることとなり、新しい客層を掘り起こせるのではないかと考え始めています。
その丹後木綿でコーディネートした画像を用意したのでご覧ください。
ダークな色合に縞柄が際立っていて合わせた染帯が大人の魅力を引き出してくれています。
半幅帯でもお洒落を楽しめますし、組み合わせ次第で小粋さを作り出すことができて、若い年代層でも楽しんできただけるのではないでしょうか?
適度な肉厚がありながらも絹のなめらかな風合いと艶を持ち合わせていて、色合のコンビネーションと縞柄の使い方が絶妙で木綿とは思えない完成度に惹かれるところがあります。
店の和裁士が木綿に見えないといっていましたが、私も同感で初めて目にしたときは驚きしかありませんでした。
改めて丹後木綿をご覧ください。
こちらの着物はベージュ地に黒と利休茶が寄り添う縞柄で構成されていて、生地の耳がツルこともなく凸凹がないことが見て取れるかと思います。
これを見た和裁士さんが紬かと思ったのもうなずけます。
お仕立ては裏地を付けない単衣仕立てとなり、帯の合わせ方で訪れる季節を楽しめる着こなしができるのではないでしょうか?
気になるのはお値段です。
私としては広く着物愛好家に手にしていただきればと思っていまして、バチ衿で居敷当てをお付けたお仕立て上がり価格を、52,800円(税込み価格)で発表させていただきました。
どれもが縞柄になりますが、色柄は明るい雰囲気ものから、個性的な色合のものまでいろいろ取りそろえていて、楽しんでいだだける着物かと思っています。
着物を楽しみたいと思っていても、着物が高価で手にしにくい思っていらっしゃる方は少なくありません。
例え5万円あまりのお着物であったとしてもお安くないのかもしれませんが、お洒落を楽しめる着物なので、手にしてみる価値はあるように思います。
店としては7月の中旬に「丹後木綿」を発表したいと考えていましたが、丹後木綿を目にされた方が購入に至っていることから、発表までにお気に入りの品が少なくなることが考えられたもので、一足早くブログで紹介させていただいた次第です。
興味をお持ちでしたらお早めに店を覗いてみてください。
ではこれにて・・・
おやすみなさい。