モチベーションを変えたくて着物コーナーを少しだけ模様替えしてみました。
店内の雰囲気が変わったことで少しばかりリフレッシュすることができましたが、模様替えをしただけでは満たされない自分がいることに気づかされています。
お客様から気軽に相談をいただける店をどうしたら作れるのか?
他店と違った品揃えをしていることを多くの人に知っていただくに何をしなければならないのか?
新規のお客様を増やすには、新しい切り口をどこから見つけ出したらいいのか?
改善を図ることが経営かと考えていますが、何を取っても思い通りのならないのも経営かと考えています。
そこにはストレスを溜める要因がありますが、違った見方をすれば、この道一筋に店を切り盛りできていることは幸せなことで経営の在り方の結果かと思えています。
経営者として時代の流れと業界の動きを読んで、次の一手を導き出すセンスが求められています。
不安と希望が入り乱れる中で愚痴をこらえて夢を語るのが私の役割。
コロナ禍で業界は苦しんでいますが、着物の美しさを伝えられる店としておおいに奮起し、店のファンを増やしていけるようにこれからも着物コーディネートにこだわる店でありたいと思っています。
ほんの少しですが浴衣の動きが見られるようになってきまして、今日は竺仙さんの奥州小紋を夏場の街着としてコーディネートしてみたのでご覧ください。
その映像がこちらで、藍色で松を躍動感ある表情で描いた着物地で半幅帯を合わせて浴衣としても着ていただけるものですが、麻の名古屋帯を合わせると浴衣ではなくなります。
これが竺仙さんが染めている奥州小紋の持ち味ではないでしょうか?
組み合わせた帯地の柄はヤツデの模様。
着物に多くの柄が入り込んでいることから、空間を生かしたお太鼓柄の帯はコーディネートのバランスが取れて、着姿を綺麗に見せてくれます。
同時に着物との色合のメリハリも必要とされていて、クリーム系をベースにした帯を持ってきました。
そしてそこに合わせた夏草履が、夏物の代名詞として知れ渡っているパナマの草履台でおしゃれ感を演出したものです。
ここに日傘が加われば着物美人の仲間入りができるのではないかと思っております。
平凡な日常生活を変える意味でも、このような着物で着物の日を作ってみてください。
心も和風になって、見えてくる世界も変わることでしょう。
それではこれにて・・・
お休みなさい。