県外のお客様からから丹後木綿を準備したいとの相談をいただきまして、着物と帯のコーディネートまでさせていただいたのですが、最後の仕上げとなる帯〆と帯揚げの組み合わせが残っていましてね~
そこで今日はその提案をさせていただきたいと思います。
どうかお付き合い下さい。
私は着物コーディネートをする上で、最も難しいと考えているのが帯〆と帯揚げの合わせ方かと思っております。
どんなに高価な着物や帯であっても、帯〆と帯揚げの色がシックリこないと、品の良さやおしゃれ感が壊れてしまうことがあります。
多くの方がそのことに気づいていないように思っていて、着物と帯のコーディネートが100点だったとしても、帯〆の色を間違えたとしたら、その装いは90点や80点になってしまいます。
一方で帯〆帯揚げの色合を吟味して、帯〆に力強い色を入れるとおしゃれ感は増しますし、優しい色を入れると品の良さがかもし出されるよ思い思います。
そしてその仕上がりから100点満点の装いが120点にも130点にもなるんですね~
その帯〆帯揚げの組み合わせは、着物に帯を合わせることよりもセンスが問われるところがあると考えています。
そのコーディネートの技はきもの専門店によって異なるだけに、和装の深さを感じずにはいられません。
なので、帯〆帯揚げの合わせ方にはとても気を遣います。
これからコーディネートさせた画像が現われると思いますが、120点の装いになるように頑張ってみました。
丹後木綿に合わせていただいた帯はこちらで、お仕立てをさせていただく場合に、タレが無地になる仕立て方と、タレにも柄が出せる二通りの仕立て方がありますが、タレを無地にした方が装いが綺麗になるのではないかと考えております。
確認をさせていただきたいと思っています。
そして今回のコーディネートに使わせていただく帯〆が4点。
「5」の帯揚げは地紋が浮か繻子(しゅす)系の帯揚げにで「6」はちりめん地に絞りを加えた帯揚げです。
「7」「8」はちりめん地にワンちゃんのシルエットと足跡を絞り染め帯揚げになります。
帯揚げがこの4点になります。
色合がうまく拾えたのか少しばかり不安がありますが、ご予算とも照らし合わせてご検討下さい。
組み合わせか画像を9組流します。
帯〆4点と帯揚げ4点でここにアップしていない組み合わせもできるかと考えています。
また、違った色を希望されるようでしたら、遠慮なさらずお聞かせ下さい。
できるだけ希望される色に近い品を後日アップさせていただきます。
今回のコーディネートさせていただく中で、お客様と離れている距離をどのよう形で提案させていただけたら身近に感じていただけるかを私なりに考えてみました。
満足していただけるものではなかったかもしれませんが、いい勉強になりました。
感謝申し上げます。
ということで今日に記事とさせていただきます。
お休みなさい。