店内を通り抜る爽やかな風はBGMのヴァイオリンの音色と重なり合って満たされた気分になりますが、お客様がないことに現実の怖さをみたいなものが湧き上がってまいります。
移りゆく季節とコロナ禍の中で、生活者やお客様のどこのツボを刺激したら和装に感心を持っていただけるのだろうか?
考えてもなかなか見えてこない答え!
日が暮れて、一週間が過ぎ、半月が過ぎて、アッという間に一月が過ぎてしまう。
これでいいはずがないと呟きながらも日が過ぎてしまう。
そんな私は弱い人間なのかもしれないが、一つだけ確かなことが言えるのは、考えることを止めてしまえば戦う戦場に戻れなくなるということだ。
考えるということは、行く抜き為の準備体操であることを自覚しないといけないのでしょう。
となれば、間違っても後ろ向きにならないようにしないといけませんね。
私の店は神無月の会を控えていて、この店がこれからやろうとしていることを多くの人に知ってもらえることが、結果を生み出す大きなポイントかと考えています。
今回のテーマは「三職物語」で、長いお付き合いをさせていただいている仕入先三社の商品をコラボした、大人のお洒落をお伝えさせていただく会です。
そこで今日は、竺仙さんの黄地の江戸小紋と織楽浅野さんの帯を合わせ、静かな大人の魅力を創り出してみました。
その着こなしは、この時期でしたらお子様の着物で迎える七五三参りだったり、秋のお茶会とか、観劇や美術館巡りなど、幅広く着こなしいただけることでしょう。
江戸小紋は遠くからは無地に見えて、近くからは巧みな伝統の技を生かした小紋で、粋なおしゃれ感を帯の合わせ方で楽しんでいただけるのも江戸小紋の魅力思っています。
白とベージュで織り上げた、静かなコントラストに草花の「葉」が浮かび上がっていまして、大人の魅力を演出しているのではないでしょうか?
誰もが受けいられる美しさがここにあると考えています。
素敵でしょう・・・
新しいかんざしも幾つか用意させていただいたので、このコーディネートにかんざしも加えてみました。
ご覧ください。
この二つを合わせてみました。
好みもあるでしょうが、双方ともお似合いだと思いません?
何かが際立つ着こなし方も着物ならば、静かなムードでまとめるのも着物の装いといえます。
織楽浅野さんの帯は後者で、三職物語では着こなし術を存分に味わっていただければと考えています。
楽しみにしていてください。
ということで新しく入荷したかんざしも紹介させていただきます。
1〉フォーマルかんざし「輝くつぼみ」 税込み価格¥5,830
大きさ:巾8×長さ12㎝ 品番:Hー21100202
かんざしといえば黒塗りやゴールドやシルバーの台が定番ですが、白系の台に金をあしらった花模様からつぼみが輝いていて、お洒落な感覚を持ち合わせたフォーマルかんざしかと思います。
訪問着や付下げ、色無地や江戸小紋などフォーマル系の着こなしに合わせるとシンプルさが輝くことでしょう。
2〉おしゃれなかんざし「螺鈿の美」 税込み価格¥5,830
大きさ:巾75×長さ11㎝ 品番:Hー21100203
乳白色と螺鈿の白を上手に組み合わせた台に、梅と桜の小花をアクセントとして取り付けたデザインは、静かな表情を見せながらも、そのおしゃれ感は都会的といえるかもしれません。
小紋や紬などのカジュアルな着物から、江戸小紋や付下げなどセミフォーマルな装いにも無理なく合せていただけることでしょう。
3〉フォーマルかんざし「永遠の輝き」 税込み価格¥8,580
大きさ:巾9×長さ12㎝ 品番:Hー21100201
シルバー台のかんざしに美しさが輝く電気が流れているかのような穏やかさに心惹かれるところがあります。
訪問着や付下げなどのフォーマル着に合わせてみてください。
流れる輝きは永遠の美しさを演出してくれることでしょう。
この他にもかんざしの品揃えが充実しております。
店のオンラインショップからも購入が可能なのでご利用いただけたら嬉しく思います。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。