明日から4日間の神無月の会の開催となりますが、ここに至るまで多くの職先の方々に無理を言って力をお貸しいただけたことに感謝しなければなりません。
ありがとうございました。
今回の会を通して和装の魅力を伝える事だけを考えてきましたが、ここまでは準備の段階で、取り組んできた企画がお客様に受け入れていただけるかがとても心配でなりません。
しかしここまできたら、なるようにしかならないと割り切るしかないのかもしれません。
明日から4日間、当店が品揃えをした商品に興味を持って見に来ていただけるかが試されることになりますが、ベストを尽くしたいと思っているところです。
今回の神無月の会でアピールさせていただきたい商品は、来年の干支となる「寅のお正月飾り」、秋冬物の「おしゃれなのれん」、使い方次第で価値を生む「風呂敷」、和装小物では「おしゃれな鼻緒の草履」、着物の装いを華やかにする「かんざし」、着物の装いの要となる「帯締め帯揚げ」。
そして店が最も力を入れているこだわりの「きものと帯」のコーディネートです。
会のテーマとなる「三職物語」は和装業界を牽引しているといっても過言でない仕入先の商品をこの店に集めることが出来ました。
その魅力に触れていただきたいと考えていますが、石川県で根を下ろして店作りをさせていただいているだけに、加賀友禅の着物や帯のもこだわりがあります。
そこで今日は加賀友禅訪問着以外の小紋や染帯を幾つか紹介させていただきたいと思います。
加賀友禅となれば誰もが訪問着や付下げを思い浮かべるでしょうが、加賀友禅小紋や染帯も作られています。
こちらのコーディネートは加賀友禅の小紋と染帯でコーディネートさせていただいたものになります。
四季の花の小紋に黄色の地色に藍の色合で描かれた雲海を飛ぶ飛行機で組み合わせてものです。
加賀友禅は草花模様で描かれるところがありますが、このような帯で組み合わせると街着の装いとなって、楽しめると思いませんか?
作家さんが手描き友禅した飛行機柄は極めて珍しい作品かと思っています。
ここでは加賀友禅小紋に合わせていますが、紬の着物に合わせても楽しめる染帯ではないでしょうか?
こちらも加賀友禅の小紋と染帯で組み合わせた街着の装いになります。
合わせた染帯は星座の柄で、これまでの加賀友禅模様とはまったく異なっていまして面白いと思いません。
まさに★に願いを託す楽しい染帯ではないでしょうか?
こちらは四季の草花を描いた小紋に鏡裏の染帯で組み合わせたものになります。
加賀友禅の染帯となると絵皿柄が馴染み深いとかと思いますが、加賀友禅らしい染帯かと思っております。
今回の神無月の会では、数は少ないですが街着となり小紋や染帯も紹介できればと思い、ここに幾つか紹介させていただきました。
今回の会を開くに辺り、どのような商品が店内の集められているかをブログで紹介することに努めてまいりました。
その目的は私の店を詳しく知らない人達に店の情報を出すことで、少しでも理解を深めていただきたいと考えてのことです。
そして着物の美しさやお洒落をすることへの面白さに興味を持っていただきたいと思うところがあります。
そんな想いをどこまでお届けできたか分かりませんが、神無月の会は私たちの想いが凝縮しています。
時間が許すようでようであれば、私たちの想いを見届けてください。
今回の品揃えで丹後木綿の着こなしのことを書き忘れていました。
とりとめのない記事となりましたが、今日の記事とさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。