今朝、島根県から大きな荷物が届きました。
中身は14日(火」から開催させていただく「和のクリスマス」の協賛品で、鍛冶職人が創作された燭台や花器、行灯です。
北陸で初めて取り上げることもあり、荷物を広げるときのワクワク感は格別で、ひとつ広げては心が優しくなっていく自分に気づかされます。
今回の個展に「和のクリスマス」というタイトルを付けたのは、それぞれの家庭でクリスマスの演出に役立てていただけたらと、クリスマスムードが高まるこの時期を選択した次第です。

和のクリスマス
ここの鍛冶屋さんは雑誌やテレビなどでも取り上げられることがあるようで、その出会いは京都でのギフトショーでした。
今年の5月頃だったと思いますが、新しい仕入先を探したくて、そのギフトショーへ出向いたときに、島根県のかじやさんが燭台や花器を出品していまして、そのクオリティーの高さに一目惚れしましてね~
そのときに幾つかの商品を用意させていただいた訳ですが、その商品を店で紹介させていただくと、目利きのできるお客様の評価がとても良かったこともあって、私からお願いをして店内で個展を開く運びとなったものです。
あのとき鍛冶職人さんの商品に惹かれたのには幾つか訳がありますが、スマホを身につけて便利な社会生活を送っていると、アナログ感がプンプン匂ってきて、忘れかけていた世界を掘り起こしてくれるものがありました。
例えば蝋燭を灯すときといえば、せいぜい、仏壇にお参りする時くらいで、災害時は役立つのでしょうが、日々の生活ではまったくといっていいくらい使うことがありません。
なにに誕生日にケーキを食卓に出すと、そこには年の数だけ蝋燭を立てて蝋燭の火を付けると部屋の電気を消し、家族がその蝋燭の明かりに心を一つにする。
その瞬間の豊かさに満たされるところがあります。
鍛冶職人さんの燭台には、その優しさが溢れ出ていて、心の豊かさをデザインしてくれいるのでは無いでしょうか。
行灯にしても疲れた心を優しく包み込むところがあって、厳しい社会を生き抜く現代人に必要とされている気がしてなりません。
鍛冶職人さんの創作された花器も素敵なんですね~
明日、山野草を生けた画像が紹介できればと考えていますが、時間を止めてくれる品々が私の店に並びます。
どうか訪れるクリスマスにその優しさを持ち込んでみて下さい。
会期は21日(火)までとなりますので、気軽に覗いていただけたら嬉しく思います。
では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







