5月の大型連休に突入致しました。
この時期は気候も好く、家族でお出かけになる方も多いのでは・・・・
うらやましいな~
ちょうど金沢市では、ラ・フォル・ジュルネ金沢音楽祭が開催されていて、県内外から多くの方が聞きに来られるみたいですね・・・・・
なんでも今年のテーマはモーッアルトとか・・・・・
そんなシーンにお薦めしたい帯を京都の仕入れ先で見つけました。
楽器の帯です。
大変珍しいので、ご紹介させて頂きます。
この帯はヴァイオリンと椅子の柄、
どうして珍しいかと言いますと、手描きのようになって見えますが、実は西陣織なんですね~
「すくい織」と言って、裏糸が通っていない、つづれ織りのような織り方で模様を描いています。
このような織り方の帯は市場に多くありますが、
図案がとても面白くて、綺麗な仕上がりに驚かされました。
実にお洒落です。
この帯の腹に来るもようになります。
構図から色の配色に至るまで、申し分のない帯です。
その他にも幾つかご紹介してみます。
長い間この仕事をしていますが、このような模様を見たのは初めて・・・・・
蓄音機の柄です。
染め帯と間違えるくらいに、良い仕事をしています。
それに腹の部分の柄にしびれてしまいました。
帽子をかぶった人が椅子に座り、流れる音楽を聴いている感じが伝わってきます。
誰がこのような図案を考えたのでしょうね~
それにも増して織り上げた技術の高さに感激しています。
ことらも同じタイプの鍵盤の柄。
力強さと立体感がある模様です。
腹にも楽器の柄が・・・・・
カッコいいですね~
これらの帯は帯芯を入れないで、この幅で仕立てる帯で、今の時期の単衣物の着物や袷(裏地が付いている着物)の着物の上に合わせる帯です。
(7・8月の盛夏の季節にはお締めになることができません)
何度も繰り返していいますが、とてもセンスのいい帯です。
このような帯を締めて音楽界に出かけると素敵でしょうね~・・・・・・
想像するだけでワクワクします。
その帯が今日届きました。
何度見ても心が高鳴り脱帽しています。
この看板が昨日、店頭に立ちました。
今年仕入れたゆかた関係の着物や帯、そして下駄などが所狭しと並びお客様にお披露目です。
仕入れ先の話を聞いていると、何処のきもの屋さんも仕入れを抑えていると言っているのに、私の店は世間の流れとまったく逆で、いけいけゴーゴーって感じです。
お母さんがいたなら、きっとあきれているでしょうね~
私はこの夏に、そして世の中の流れに勝負する覚悟でいます。
着物は楽しくなくては着物ではありません
地域の人たちにその素晴らしさを伝えるのが私の仕事。
労を惜しまず頑張るぞ・・・・・