2022年になって初めての京都出張です。
仕入れ先はそれぞれにどのような商品を私たちに見せてくれるのだろうか。担当者はどんな思いを持って新しい年に臨もうとしているのだろうか。
新年の幕開けとなれば期待も膨らみますが、どこの先さんも昨年と変わらす淡々と仕事をこなしているだけで、勢いを感じれる仕入れ先は何処もありませんでした。
京都の仕入れ先の初売りが先週と今週の分かれたこともあるのかもしれないが、同業者の京都入りは少なく、物作りもコロナの影響を受けているのでしょう。
どこも生産量を抑えていて、コロナ前の仕入れ先の勢いを見ているだけに物足りなさがありました。
こんな時期だから仕方ないことなのかもしれないが、思いを言葉にすることは、少しもお金がかかることではないので、大風呂敷を広がるような夢のある話を聞きたかったです。
お客様が重なっていたりしたら私だけに時間を割くことはできないので、私の中では、早々に聞くことができると信じで、心の扉を開く鍵を持ち帰ることとしました。
それでも気心が分かる担当者の顔を見ると、ホッとさせられます。
今年も彼らと共に励ましあったり、怒りをぶつけたりしながら業界の未来を語ることになるのでしょう。
私の大切な戦友です。
今年も力を貸してくださいとの私からのシグナルを、阿吽の呼吸とも取れる笑顔で返してくれていたことを思うと、今年も頑張れそうです。
現実に話を戻すと、一部の仕入れ先で夏物を発表していました。
寒くて雪が降る積もるかもしれない、まだお正月と言っても過言ではないこのタイミングに夏物かよ~
例年と同じで、分かっていたはずなのに夏物を見ると驚かされます。
目前になって用意ができなくなっているだけに、この時期に注文を入れておかなくてはなりません。
特に今年はオンラインに帯を載せて、販売に繋げたいという想いもありまして、何点か麻の染帯をセレクトさせていただきました。

ほおずきの麻染帯
その中の一点が、こちらの「ほおずき柄」麻染帯です。
お太鼓柄の部分をカメラに収めた画像になりますが、藍色の濃度を6対4に分けた色合いの上にほおずきが描かれていて、素敵だと思いませんか?
これまでになかった柄だったもので一目ぼれしました。
他にも注文を入れた帯が数点ありますが、それらは4月の初めに店に届くと思うので、その時のお楽しみとさせてください。
ということで今日という長い一日を閉じることと致します。
ではこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







