静かな一日となってしまいましたが、店では今週の日曜日の開く段取りなど、ゆとりを持って物事を考えることができたように思っております。
仕入先は8月11日頃からお盆休みに入る先が多く、それまでにお盆明けの店作りをどうしたいのかを考えなくてはなりませんが、猛暑日が続いていることもあって秋をイメージすることができません。
いくつか取り組みたいことがありますが、プロディースできるまで至っていないために、焦りが顔を出し始めています。
経営をする者として私が最も大事にしているのは気持ちの力です。
例えば毎年8月は客足も鈍く、お盆休みも長いことから、あくせくしないで秋が来るのを待てばいい。
家族経営の呉服店の多くはこのパターンかと思いますが、一方で、一人での多くのお客様を店に呼び寄せるたいと考える経営者もいるかと思います。
そのためには、どのような商品やサービスでお客様に喜んでいただけることを形にすることができないだろうか?
そのような考え方で店作りをされている呉服店もいらっしゃるかと思います。
極端な例ですが、前者はエネルギーを必要としませんが、後者は行動力と知恵が必要で、言葉の力で背中を押さないとなかなか動かすことができないものです。
このような考え方が経営の分かれ道となるのでしょうが、8月だからといって夏休み気分にはなれません。
しばらくは、「ゆかた会」のことでパワーを使わないとならないと考えていますが、次の一手も必要とされていて、このように文書化して心の整理から始めたいと思っている私です、

先染め牛首紬を笹柄の帯でコーディネート
この画像は先染めの牛首紬を笹の葉の模様を帯にしたものでコーディネートしたものです。
紬の地色も渋いですが、合わせた帯も渋いと思いません。
幾何学模様の縞柄のきものに、帯の笹が重なり合った様子を刺繍で表現していて、きものの静と帯の動が心地よく組み合わさった着こなし方かと思っております。

生成り笹柄の帯
こちらの帯の素材が単衣用の帯地であることから、5.6月や9.10頃の時期にお締めいただくことがベターな合わせ方かと考えておます。
なので牛首紬との組み合わせは単衣用の着こなしをコーディネートしたものだとお考えください。
素敵だと思わない・・・。
ところで数日前にルーマニア人の男性がお越しになられたことを記事にしましたが、翌日はアメリカ人の男女がアメリカに帰国するのに家族のプレゼント商品を買い求めに来てくださいまして、今日はアメリカ人の紹介でタイ人の男性がプレゼント商品を買いに来てくださったんですね~
こんなことは店にとって珍しく、とても光栄に思っている次第です。
私が外国語を話せたら、いろんなことを伺いたいのですが、それが適わないのがとっても悲しくて仕方ありません。
学校の先生をしていると言っていましたが、この輪が広がって行ってくれたなら嬉しいのですが・・・
それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

はじめまして。きものふくしま店主福島正弘です。
石川県、金沢市のお隣の白山連峰が見えるところで着物と和雑貨を販売しております。
着物和装に携わって約40年。県内外問わず、全国の着物ファンの方々から様々な相談を受けております。
店主の紹介をさせていただきます。
昭和30年、福井県に生まれる。 昭和48年に京都の染屋で修業を積み、その後昭和51年に石川県の呉服店へ勤務。着物の世界に触れながら「いつか自分のお店を持ちたい」という夢を抱き続け、昭和61年に 「きものふくしま」 を創業しました。
創業当初は無店舗での経営からスタートし、10年目に念願の店舗をオープン。以来、着物ファンを増やすことを使命に、お客様とのつながりを大切にしてきました。
- 情報発信への取り組み 25年前から四季を楽しむ情報紙『あ・うん』を毎月発行。 20年前からは毎日ブログを更新し続け、新しいお客様との出会いを広げています。
- 技術と経験 約40年にわたり呉服業界で培った確かなコーディネート力には自信があります。お客様一人ひとりの個性を引き出し、着物をより身近に楽しんでいただけるよう努めています。
「きものふくしま」は、着物を通じて人と人を結び、四季の彩りを楽しむ暮らしを提案し続けています。
- 法人番号: 8220002000118
- 法人名: 有限会社きものふくしま







