今月は目の前に迫る「ゆかた会」の段取りなどもあり月初めの出張を見送ることとしました。
8月の京都は最も暇な時期で、催事を組んでいない先が少ないこともあってのことですが、今日も店はザワザワする一日で店で仕事をしていて良かったと思っております。
気にかかるのは6日後の「ゆかた会」のことです。
このゆかた会は、きものや浴衣を持っていても着て行く場がないという声が多くありまして、きものを着る場を設けることができたなら喜んでいただかるのではないだろうか?
そのような動機から2,017年の12月に「女たちの忘年会」と称して、きものでのお食事会を金沢国際ホテルで開いたのが始まりです。
以来、夏は「ゆかたの集い」、冬は「クリスマスパーティ」という形できものを着る場を設けてきたことが今に至っております。
しかし昨年の夏はコロナ感染の急拡大で見送りとさなり、楽しみのされていたお客様にガッカリさせてしまいました。
そしてこの夏もコロナ感染が急拡大していて、主催者として心を痛めつつも、3回目のワクチン接種証明書、または陰性証明書を確認させていただいて参加していただくこととしました。
お客様に面倒をかけてしまいますが、こういう時だから仕方ありません。
一方で当日をどのようにして進行していくかですが、第一部を篠笛と篠笛アコースティックバンドLuaのライブコンサートから始まり、その後に和食の懐石料理を舌鼓していただき、第二部を東京竺仙の担当者に浴衣に関したことを中心に語っていたただくつもりでいます。
今日も竺仙の担当者と電話で打ち合わせをさせていただきましたが、東京から車で来るとのことで、浴衣や型紙などの浴衣を染めるのに必要な道具を持ち込んでお話をしていただけるとのことでした。
そして最後に簡単なお楽しみ企画を考えていますが、ザックリとこのような流れで進行を進めたいと考えているところです。
細かなところはこれから詰めていきたいと考えていますが、お客様をお招きする側としては、いろいろ考えるところがありまして気持ちが休まりません。
とにかくお客様の安全を第一に考え、楽しい会になるようベストを尽くしたいと思っています。
このコーディネートは竺仙さんの奥州小紋をヨット柄の帯でコーディネートしたものです。
竺仙担当者の話では、今年はきものとしても着ていただける奥州小紋が人気を高めているとのことでしたが、麻の染帯で夏きものの装いです。
こちらの奥州小紋には千鳥と青海波の文様が入っていて、海繋がりで組み合わせております。
ヨット柄の帯が目を引きますが、毎日いろんなことが身の回りで起きていまして、その疲れもあるのか夏休みを取りたいという心境からこの帯を選んでいたのかもしれません。
こうして合わせてみると、「和」という固定観念にとらわれない面白さがあって素敵だと思わない。
お勧めさせていただきたいです。
ということで今日を閉じさせていただきます。
ではこれにて・・・
お休みなさい。