閉店後に出かける用事があるのに、記事にしたことが盛りだくさんでまとまられるか心配です。
読み辛いかもしれませんがしばらくお付き合いください。
中秋の名月は今週の10日(土)とあって、兎柄の帯を江戸小紋染師・浅野栄一氏が染めた縞柄小紋に合わせてみました。
そのコーディネートがこちらになります。
着物は江戸小紋の唐桟縞(とうざんじま)で、クリーム色の絞り染め兎柄で十五夜の装い。
小洒落ていると思いませんか?
この兎柄の絞り帯は、来年令和五年の干支柄でもあり、そのことが分かると興味が湧いてきません。
絞りで兎の輪郭を整えてから、耳と目を刺繍したものなんですよ!
耳の色と模様がそれぞれ違っていて、とっても可愛いでしょう。
着物や帯の柄として「兎柄」はよく使われているので、抵抗なく締めていただけるのではないでしょうか?
来年の干支柄でもあるのでお勧めさせていただきたいひと品かと思っています。
腹はこのような感じで2羽の兎が顔を出しますが、模様の位置が帯〆と重ならないように作られているとこともお洒落なポイントの一つではないでしょうか。
合せた帯〆帯揚げですが、帯揚げの色をもう少し吟味すれば良かったかもしれませんね。
現在帯を特集していたこともあり、兎柄の帯を紹介させていただきました。
話題は替りますが、来月14日(金)より竺仙さんのお力をお借りして江戸小紋展を開催させていただきます。
竺仙さんの担当者とは毎日のように展示会の打ち合わせをしていまして、伝統的な技を活かして染めた江戸小紋の魅力をどうようにして伝えたらいいか。
開催する側の大きな課題となっていまして、江戸小紋の染師・浅野栄一氏をお招きして、型紙を使って染める江戸小紋の実演をしていただけることになったのですが、浅野さんの好意で江戸小紋のハンカチをお客様の手で染めてみるというのはどうだろ。
そのような提案をいただくこととなり、会期中に取り入れることとしました。
その見本となるハンカチが竺仙さんから送られてきました。
約45㎝幅の無地の白ハンカチに江戸小紋を染める型紙を置いて、準備した何色かの染料から一色をセレクトして染めるというものです。
ハンカチを染める型紙も数枚持って来ていただけるとのことで、江戸小紋展の前半の二日間、(10月14日(金)・15日(土))、希望者を募って染めていただこうかと考えています。
取りあえずハンカチの生地が30枚あるとのことなので、先着30名様に限らせていただきますが、ご自身で江戸小紋ハンカチを染めるというチャレンジコーナーを準備しました。
そしてもう一つ。正絹の着物生地に江戸小紋を染める体験も用意していまして、こちらは、職人さんの「技」というものを味わうことができるかと思っております。
ハンカチ作り参加費として500円必要で、お持ち帰りができますが、着物生地に江戸小紋を染めるという体験は無料ですが、染めたものを持ち帰ることができません。
混雑を避ける意味で予約制とさせていただきますので、興味のある方は前もって連絡をいただければと思っております。
このような体験を通して、江戸小紋の奥深さをご理解いただけたらと考えていますが、私としては江戸小紋の活用の仕方やコーディネート方などを解説できればと考えているところです。
江戸小紋について話したいことが沢山あるので、しばらく週一回の割合で江戸小紋情報を出して行けたらと思っています。
まとまらない記事になりましたが、今日はこれで閉店と致します。
では、お休みなさい。