この3連休はお客様が少なくて元気を失っています。
残暑が厳しいこともあり着物が遠ざかっているのかもしれないが、来店客が少ないといろんなことを考えてしまいます。
店の特徴が無いからお客様がお越しにならないのだろうか?
台風やコロナ禍の影響もあったりするのかな~
着物が必要とされる人は何処の店に行かれるのだろう~
店の販促が足りていないのかもしれない。だとしたらどうすればいいのか?
何が正しくて何が足りないのか、分かっているようで分かっていない自分がいて、お客様が気軽に相談に来てくくれる店であるためには、店の価値を高め人に優しい店であるべきなのでしょう。
そのようなことを考えていると、着物相談にお越しになるお客様は「店の宝物」といえるのかもしれません。
どのような障害があれども、お客様の笑顔に出会えるようベストを尽くすことに、この店が存在する意味があります。
この積み重ねが店の姿を変えていくのでしょう。
いいことも心が痛むことも、この店作りの基礎を作るものだと考えて、素直に受け止め諦めないことが大切なのかもしてませんね。
これからこの店をどうしたいかを考えたとき、これまでの漠然とした呉服店の姿からお洒落な着こなしにこだわるきもの専門店でありたいと考えています。
道半ばではありますが、お客様が着物を調達したいと考えたとき、呉服店が少なくなったとはいえ、デパートやショッピングセンターの中にも呉服店が存在していて、ネットからも買い物ができれば、レンタル着物やリサイクルショップも地域には何件のあり、その中で差別化を図っていくことが残された家業店の生きる道ではないかと考えています。
特に私の仕入先では個性的な商品を作っている仕入先が何社もあり、無地感の着物にこだわりの帯を合わせてお洒落を楽しむ着こなしを提案したい。
その意味で、10月に取り上げる「竺仙と江戸小紋展」は帯で訪れる季節を楽しんでいただいたり、格調ある着こなしにもなり、きもの愛好家に楽しんでいただけるのではないでしょうか。
とわいえ、そのようなお客様がこの地域に沢山いらっしゃるとは考えにくいところがあり、日本のきもの専門店としてどう動くかが問われているのでしょう。
とにかく着物は趣向姓の高いものになっていまして、お洒落な着こなしにこだわりを持つ人は、ご自身が満足できる商品をネットなどで探していらっしゃいます。
このような方々に応えられる店であったなら、品揃えにも工夫が生まれますし、なによりもネット戦略が重要な鍵になって行くことでしょう。
他方で、商品を供給してくださっている仕入先は、伝統ある技を活かして物作りをしている先が多く、着物需要の低下から後継者が育っていないことを聞いています。
着物を知らない人が増えていることもあり、伝統ある技とはかけ離れた商品を市場に流している先も少なくなく、商品そのものの価値と魅力を伝えて行くことは、職人さんの仕事を守るという責任を背負っているといっても過言ではなく、その役割が果たして行くことがきもの専門店さんにあるのではないでしょうか。
理想を掲げていても経営が改善するものではありませんが、仕事に誇りを持って目指したいことにチャレンジできるということは幸せなことかと思っています。
何処までやれるのか未知数ですが、10月14日(金)から17日(月)までの4日間は、これまでの考えが試されるときでもあり、緊張を持って事を進めているところです。
もしも許されることであれば、県外からのお客様を待ちたいと思っていますが、果たしてどうなることでしょう。
それではこれにて・・・
お休みなさい。