染師浅野栄一氏が染めた江戸小紋訪問着と宝尽くしの江戸刺繍帯

江戸小紋訪問着をコーディネート

展示会の準備がなかなかはかどりません。

14日からの開催に間に合うのかと不安ですが、その前日に或るご家族の方から七五三の着付け(お母様とお子さんお二人の3人)を頼まれていまして、展示会の準備と着付けの段取りが上手く噛み合うのかが気がかりで仕方ありません。

 

他にも終らせてしまいたい仕事が幾つかあって焦り始めています。

いろんなことが頭の中を駆け巡っていますが、展示会が開けるまでに店内を仕上げなくてはなりません。

ブツブツ言っていますが、やる気満々でいる私です。

 

 

 

江戸小紋訪問着をコーディネート
江戸小紋訪問着をコーディネート

 

こちらの訪問着は今回の江戸小紋展にて染の実演をしていただけることとなった浅野栄一氏が、江戸小紋を訪問着として染めた着物になります。

 

淡いグリーン地の地色に万筋という縞柄を全体の染めていまして、裾に雪輪柄を形取った中に別の模様を入れて染めた着物で、格調のある宝尽くし模様の江戸刺繍と箔で仕上げた帯で組み合わせたものです。

 

年齢層が少し高くなりますが、着物を知る尽くした着こなし方かと思っています。

 

 

 

江戸小紋訪問着の上前の模様
江戸小紋訪問着の上前の模様

 

この画像が上前の模様で、雪輪の中に模様が染められていることが確認できるかと思います。

模様がとっても細かくて、経験と高度な技を持つ浅野さんだから染めることができた訪問着ではないでしょうか?

 

その浅野さんが私の店で江戸小紋を染める実演をするために来てくださいます。

染の機械化が進む中で、昔の技法をそのまま活かして江戸小紋を染めている染師さんで、国から「現代の名工」をいただいている業界の重鎮です。

 

浅野さんは14日(金)・15日(土)の二日間、店で力を貸していただきますが、型紙を使ってご自身で江戸小紋を染めることもできるので、前もって連絡をいただけたら嬉しく思います。

 

 

 

江戸刺繍帯/宝尽くしの柄
江戸刺繍帯/宝尽くしの柄

 

そして訪問着に合わせたこちらの帯が魅力的でしょう。

地色は濃いグリーン地で模様が古典柄の宝尽くしを江戸刺繍で仕上げていて、着物とのバランスがとても良いと思いません。

 

他にも紹介させていただきたい着物や帯があるので、時間が取れる方は店を覗いてみてください。

 

今日は早めに自宅に戻り、録画が溜まっている映画を見て気分転換を図ってみるつもりでいます。

私と違った世界を覗くことで、現在の自分を確認できるから好きです。

 

一人暮らしだから好き勝手に使える時間に感謝かな~

 

ということで、今日を閉じることとします。

では、お休みなさい。