絞りの羽織に秘められた取り組みと新しい発想・そして12月号の情報紙が仕上がる

絞り羽織

久しぶりに青空が広がり気持ちのいい一日になりました。

足元が良いとお客様も動きやすいのか気忙しくしていたようですが、この先、みぞれや雪が降る季節が訪れるだけに少し心配しております。

 

このようなことを言いながら、これまで何度も冬を越してきているので、なにがしかの冬対策を考えないといけないと思っています。

同時に今年一年の行事をほとんど消化し、残すは着物で集うクリスマスパーティーとなり、店を舵取りする者として令和5年の店作りに繋がる行事を一つ一つ組み立てて行かなくてはなりません。

その中でも重要な催事となる4月開催の「卯月の会」は今から準備を進めておかないと間に合いません間に合いません。

 

今月の京都出張で興味深い商品を作っている仕入先3社にお邪魔して、4月の催事のことについて相談をしてまいりましたが、どの商品も魅力的で決めかねているんですね~

 

そこで考えたのは、今月18日に開くクリスマスパーティーの場で、気のかけている3社の商品を私がプレゼンさせていただいて、お客様が興味を持たれた商品が何であるかをアンケートの形で情報を集められないだろうか。

 

そのお客様からの情報も元に、卯月の会で取り上げる商品を決めたいと思い立ちましてね~

 

3社の仕入先にその話を持ちかけると、前例のない取り組みと言いながらも力を貸してくださることとなり、クリスマスパーティーの場で私がプレゼンさせていただく段取りとなりました。

 

 

【プレゼンさせていただく絞りの着物と帯】

 

 

 

絞り羽織
絞り羽織

 

ここにアップさせていただいた蝶の絞り羽織ですが、私がプレゼンさせていただく予定の品で、20年近く前に「絞り展」をさせていただいたときに協賛をいただいた仕入れの商品でもあります。

 

ここの会社の着物に使われている色が他社とはまったく違っていて、模様の取り方も斬新で、衝撃を受けたことを鮮明に覚えています。

現在もその試みは変わっていなくて絞り染の面白さを感じさせられています。

 

画像の絞りの羽織ですが、とてもお洒落だと思いません・・・。

グリーンに黄色の色の取り合わせにも魅力を感じていて、幾つかの絞りをプレゼンさせていただくつもりでいるところです。

 

ちなみに昨日アップさせていただいた永治屋清左衛門の着物と帯もプレゼンさせていただきますが、もう一社は私の好きな紬を考えています。

 

初めての試みとなりますが、このワクワク感とドキドキ感が仕事を面白くしていて、お客様にとっても新鮮さを覚えていただけるのではないでしょうか?

 

娘は上手くプレゼンができるのかを心配していますが、私はベストを尽くすだけかと思っています。

 

 

 

12月号の「あ・うん」が出来上がる №272となる
12月号の「あ・うん」が出来上がる №272となる

 

そして本日12月号の「あ・うん」を仕上がることが出来ました。

今回で12月号の発行は22回か23回目になるかと思いますが、季節に合った情報を出し尽くしていて、12月の歳時記などは、似た項目を違った切り口でまとめさせていただきました。

 

ここに続けることの難しさが潜んでいて、何としても発行したいという想いがあれば、なんとかなるものです。

この原理原則は全てのことに言えることで、続けたいという想いがあれば、どんな障害があっても踏み出すことができるのではないでしょうか。

店の情報紙作りはそのことを教えてくれています。

 

この世の中、SNS時代と言われていますが、私はアナログを大切にしたいと思っていて、出来ることなら300回の発行を目指してみたいです。

 

何処まで続けられるか分かりませんが、お客様に役立つ情報を載せられるように努力を積み重ねて、お客様との繋がりを深くできればと思っている私です。

 

ではこれにて・・・
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