2022年を振返り「私が得たものとは!」

店のウインドー 店主のひとりごと

2022年のゴールまで後5日間となり、この一年を振り返ってみたいと思います。

 

今年一年が動き始めたばかりの2月に、ロシア軍のウクライナ侵攻で世界平和の仕組みを根底から変えられてしまったところがあり、多くの民間人が命がロシア軍に奪われたという現実に、この世の出来事だとは思えませんでした。

そればかりか多くのウクライナ国民の生活を破壊し、厳しい寒さの中で暖房のない生活を送っている人達が大勢いることを知ると、プーチン大統領が悪魔のように思えてなりません。

 

国際社会に及ぼす影響は大きく、誰もロシア軍を止められないことに怒りがこみ上げてまいります。

 

この戦争はいつまで続くのでしょうか?

私たちに何ができるのでしょうか?

 

考えさせられる大きな出来事ではなかったかと思います。

 

次の衝撃が走ったのは、安倍晋三氏が街頭演説中に銃で撃たされて死亡した事件です。

このニュースをお客様から聞くこととなり、“どうして”という疑問が渦巻いていたことを良く覚えています。

 

平和な日本でそれも多くの人達が囲む外で、元総理大臣の暗殺を普通の男性が単独で企てるなんて信じることができず、映画を見ているかのようでした。

 

そこから炙り出された現実が政治家を脅かすものとなりましたが、このようなビッグニューズがこの一年で起きて、前例のない不幸な年と言えるのかもしれません。

 

特にプーチン大統領の行いは世界経済の流れを狂わすものとなり、物価高を引き起こす火種になったのではないかと思っています。

そして止めることを知らないコロナ感染が現在も続いていて、長引くコロナ禍で経営を続けていくための体力を失っている先が少なくなく、業界の弱体化が浮き彫りになった一年だったように思っています。

 

少しずつ改善されつつあるものの、ネット社会の中で大きな転換期を迎えようとしていて、その流れを受け止めている先が、新しい仕組みと流通を作って行くような気がしてなりません。

 

 

 

店のウインドー

店のウインドー

 

コロナ禍の間、店の経営は最悪でした。

その中で一筋の光を放っていたのは、ネットからの出会いや商品の注文だったのです。

 

この流れはコロナ前から起きていたことですが、この流れを有効に活かす方法として、今年初めて、加賀染め足袋でクラウドファンディングができたことです。

 

商品を仕入れて販売することが小売業だと思っていた私に物事の考え方を変えるきっかけとなったもので、自らが商品をプロディースし、試行錯誤しながらも新商品を作って、その商品を販売するための販促も私たちで考えて、それらのサービスをネットから販売にこぎ着けたことは、大きな自信となりました。

 

それは、新しい時代の流れに一歩踏み出せたことを意味していて、一筋の光が眩しく見えた出来事でもあったのです。

 

この経験から学んだことは、全国にはきものファンが沢山いて、こんな小さな店でも工夫次第でまだまだやれることがあり、それを形にすることできものファンを集めることができるということです。

 

その道を選択するとしたら、未知なる世界への勉強も必要ですし、なによりも勇気を持つことかと思っています。

 

 

出入り口の飾り付け

出入り口の飾り付け

 

その気づきは、その後の仕事に対してこれまでのやり方を見直す切っ掛けとなり、一つ一つの取り組みが成果を生み出すもとなりました。

 

小さくてもいいから「夢」を持つこと。

その夢を何があっても「諦めない」こと。

諦めないパワーは「勇気」が支えていて、その勇気はお客様や仕入先からいただいていることを忘れないこと。

損得の“ものさし”でなく、勝ち負けの“ものさし”でもなく、出来るか出来ないかの“ものさし”を持つこと。

そして一人では何もできないことを忘れないこと。

湧き上がる「感謝の気持ち」が本物の仕事をしたことになるのでしょう。

 

来年も「本物の仕事」を目指してみたいです。

皆さんの力を貸してください。

 

それでは今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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