行き場を失った「レトロな創作人形」と模様替えの話

古布で作られた創作人形

クリスマスであっても何も変ったことはなくて、いつも通りに店に出て初売りに向けて店の模様替えをする一日でした。

 

商品を移動させながら、お客様の目に留まるディスプレーとストーリーを考えるようにしていますが、そのやり形にマンネリ傾向があるために季節に合った商品を“見せる”ということに心がけております。

 

店にはいろんな商品が混在していているので、心がけたいことは季節商品をクロースアップさせることです。

見せ方に工夫が必要かと思っていますが、そのコツは、商品と遊ぶ気持ちでいるとワクワク感が湧き上がってきて、ストーリーを演出する監督と役者(商品)の関係が出来上がってくるんですね~

 

 

 

店内の模様替え
店内の模様替え

 

自己満足の世界なのかもしれませんが、今日は「文化足袋(模様のある5本指と2本指のソックス)」にスポットを当て、入り口の和雑貨コーナーを触ってみました。

この脇を通って店内にお入りいただくこととなりますが、単価が600円前後の商品であることや、可愛い模様が沢山あるので、手にしていただきやすいのではないかと思っております。

 

和雑貨コーナーでは初売りに向けて、お雛さん関係の商品をフォーカスしたいと考えていまして、店の奥に並んでいたお雛さあんを前に出すこととしました。

 

 

【レトロな創作人形】

 

 

 

古布で作られた創作人形
古布で作られた創作人形

 

するとこちらの創作人形が仲間はずれになっていて、寂しそうにしていたので今日の記事に取上げることとしました。

 

この人形は古い着物生地を使って「小島きよ子」さんが作られた創作人形になります。

人形の大きさは台の厚みを加えると約42㎝の高さがあるもので、その存在感は太陽のような明るさを秘めていまして、明治や大正時代の娘を再現しているかのように見えるんですね~

 

そう、“レトロな娘”って感じです。

でんでん太鼓と狛犬人形を手にしてお友達の家に遊びに行く姿を描かれたのではないかと想像しています。

 

このような娘が玄関先にいたら、訪問された方と話が弾みのではないでしょうか?

とにかく手の込んだ可愛いい女の子の人形です。

 

可愛そうに行き場を失っていまして、初売りに、ウインドーに出してやりたいと思っている私です。

 

それにしても商品で溢れていて、店に出すものとかたづけていいものとを分けながら、新しい年を迎える売場を作り上げたいと思っています。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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