【店主の呟き】
ゴールデンウィークも残り二日となりましたが皆さんはいかがお過ごしでしょうか?
お休みはどれだけあってもいいと言う人がいますが、何をして過ごすのかが理解できなくて、一日のお休みをいただくだけで私は十分。
お休みが続いたとしたら、間違いなくだらしない生活を送ってしまうに違いありません。
暇でも仕事と向き合いながら、次はこうしたいとか、ここを変えたいとか考えている時が心の健康にいいみたいで好きなんですね~
店内はゆかた商戦に向けて万全な店作りの態勢が整いました。後は販促を設けて、情報を出していくことかと思っています。
さて、新しい風をどうしたら市場に送り出すことができるのでしょう。
ここが思案のしどころで経営センスが問われますが、知恵の使い方の見直しを図ってゆかた市場に乗り出したいと思っているところです。
一方で「はじめまして東京展」が間近に迫っていて、連休明けより運び出す商品を入れる箱を準備して、箱詰めにする段取りに入れればと考えていますが、備品なども必要で、“持って行く”リストを作るのが先になりそうです。
忙しくなりそうですがベストを尽くしてみます。
さて今月開く東京展では当店の在庫以外に「加賀友禅」と「牛首紬」を特集させていただきたいと思っていて、今日は牛首紬より染の牛首紬をコーディネートしてみたのでご覧下さい。
【故・坂口幸市氏が染めた牛首紬の二枚白加賀小紋】
紹介させていただくのは、故・坂口幸市氏が牛首紬に染めた二枚白の加賀小紋になります。
残念なことに坂口幸市氏はこの春にお亡くなりになって、貴重な牛首紬の加賀小紋となるものです。
【琉球絣とツバメの帯留め・加賀染め足袋の隈取りの柄できもの遊び】
その紬をこの時期の着る単衣物として白地の琉球絣の名古屋帯で合わせて、初夏を思わせるツバメの帯留めでお洒落感を加え、四季を問わない加賀染め足袋の「隈取りと瓢箪」の模様できもの遊びを提案させていただきました。
江戸小紋はメジャーなきものとして認知されていますが、加賀小紋となれば染められる人は坂口幸市氏とそのご子息の章裕氏のお二人だけとなります。
染められる反数も限られていて、加えて牛首紬で染めた加賀小紋とばれば見始めと言う方が多いのかもしれません。
東京展に出品させていただきたいと考えてますが、合わせた琉球絣の帯とツバメの帯留めが季節感を伝えていてお洒落だと思わない。
【水牛の角で創ったオンリーワンツバメの帯留め】
使わせていただいたツバメの帯留めは当店のオリシナル品で、水牛の角からデザイナーさんにデザインを起こしていただき、修正を加えて創っていただいた帯留めになります。
初夏の時期に使っていただけたら、きもので外出するのは楽しくなることでしょう。
お芝居を観ることを想定して隈取りの加賀染め足袋でコーディネートさせていただきました。
これらずべてをお嫁入りが決らなければ東京展に出品したいと思っていて、牛首紬の魅力を他の品でもお伝えできることをお約束したいと思っています。
どうか楽しみにしていてください。
上手く記事を書くことができず心苦しく感じていますが、今日はこれでお別れとなります。
ではこれにて・・・
お休みなさい。