【店主の呟き】
小雨が降る朝でしたが、町内の草刈りが予定通り行われました。
パスしたかったのですが、仕事柄町内の行事に参加できないことが多くて、重たい腰を上げて町会の人とご一緒させていただきました。
久しぶるに町会の人を顔を合せると、話題は子供のことで、巣立っていった娘や息子のことを聞かれたりしますが、お客様の関係性とはひと味違って気楽さが心地よく感じた朝でした。
考えてみたら、いつも無理をしながら生活を送っていて、随分昔にブログから出会いをいただいた県外の方から、「ゴールのないマラソンを走り続けているかのように見える!」と、言われたことがありましたが、今も変わっていない感じがします。
いつもチッポケナ夢を追いかけていて、つまずいて転んでも、日が経てば少しずつ前を向いて歩き始めているから、自分でも不思議に思っています。
そんな私が、この年になって東京で展示会をしようとしていて、亡き妻も驚いているに違いありません。
お粗末な結果に終るのかもしれないが、行動を起こすことに意味があると思っていて、新しい道を開くというのはここから始まるのでしょう。
これまで私は先人達が歩いてきた道を石橋を叩いて渡ってまいりました。
或るお店が結果を残した事例を聞くと、よく似たことを真似てみたり、SNSで繁盛店になった話を聞けば、これからはSNSの時代だと、慣れないパソコンを触り始めたりしてこれまで来ました。
そのようなことを幾つも経験しながらも、小手先では通用しないお客様との関係性の在り方をお客様から教えていただいて今日までこれたように思っています。
その積み重ねが夢を大きくして行って、東京で展示会をしてみたいと思い始めたのでしょう。
そして今日、店内の売場を壊して、東京へ持っていく商品を箱詰めにしました。
その途中ですが。一歩ずつ東京展に向って動き始めたところです。
【シンプルなきものコーディネート】
こちらは小千谷の生成地の生地に水玉を墨色で描いた小紋に茶系の地色にトルコ文を刺繍した帯でコーディネートしたものです。
シンプルな着こなしですが、帯のワンポイント柄がお洒落感を引き出していて、きものを熟知した装いと言えるでしょう。
鈴のようなトルコ文がお洒落だと思いません。
言葉を語らずとも惹きつけたれる模様の帯で関東向きの刺繍帯ではないでしょうか。
これらを箱詰めにしましたが、興味を持っていただけたら嬉しく思います。
これから日を追うごとに不安な気持ちが私を支配しはじめるのでしょうが、東京で何を伝えたいのかをしっかり心に持つことを自分の言い聞かせたいです。
では今日はこれで一日を閉じることとします。
録画してある映画でも見て、気持ちをリフレッシュすることができればいいのですが・・・。
お休みなさい。