竺仙綿紅梅小紋を粗紗ゆかた帯でコーディネート・そして今年のゆかた市場を読む

竺仙さんの綿紅梅小紋をコーディネート

ゴールデンウィークの人出と賑わいをテレビなどの情報番組から伝えられていますが、店はお客様がいらっしゃる気配がなくて蚊帳の外って感じです。

 

ひがんでますが、こればっかりはしょうが無いと割り切って、のんびり仕事をさせてもらってます。

 

現在私が仕事で気に掛けていることは二つ。

 

一つはここに来て毎日呟いている東京での展示会のことで、お客様がお越しになっていただけるのだろうか。

どれだけ商品を持って行ったらいいのか。

仕入先の方が手伝ってくれますが、一人で十分なお客様の対応ができるのだろうか。

 

考え過ぎるくらい考えてしまって、いつから商品の箱詰をしたらいいのかを考えているところです。

 

 

そしてもう一つは、ゆかた商戦が目の前に迫っていて、この店がどう動くかが とても重要になっています。

 

今年はコロナ禍が緩和されて、地域の夏祭りや盆踊りも4年振りに復活するのではないかと読んでいて、石川県の大きな花火大会も4年振りに開催されのではないでしょうか?

 

となればゆかたを着る人口が一気に増えて、量販店やレンタルきもの店もゆかた需要の増加を読んで、いろんな情報が飛び交うことが予想されます。

 

特にコロナ禍でゆかた需要が3年間止まっていただけに、膨らんだ在庫を少なくしたいと考えている先は、破格値で市場に出てきたり、販促商品として使われることが考えられます。

 

一方でゆかたブランドを大切に守り続けてきた先は、材料費の高騰などもあって、どのブランドも値上がりしてまして、その商品のクオリティを丁寧にお客様にお伝えしながらコーディネートにこだわって販売される先と、安価な価格で販売される先と、ゆかた市場がハッキリ二極化するのではないでしょうか。

 

当店は今年も古典柄ゆかたを店作りの核として、お客様の体型に合ったオーダーメイド仕立てを店の強みにしたいと考えてます。

 

しかしゆかた市場は今年も既製品が主流となっていくのでしょう。

そこには年々和裁士が少なくなっていることが背景にあり、海外仕立てが安価なこともあって、メーカーさんはその点を強みにしたいと考えていて、呉服店は和裁士が少なくなっていることや、既製品がお安いこともあって反物のゆかたを扱わない先が増えていくのかもしれません。

 

とにかく3年間のブランクはゆかた市場を大きく変えてしまっていて、取り扱う我々が戸惑うことが起きていて、コロナ禍とは違った意味で苦労があるでしょう。

 

そのようなことを総合的に考えて、どう動くかですが、今年もこれまで通りのやり方でゆかた商戦に参入したいと考えています。

 

歴史あるブランド商品を扱い、着やすさとお洒落な着こなしが提案できる店を目指します。

 

 

【竺仙綿紅梅小紋を粗紗ゆかた帯でコーディネート】

 

 

 

竺仙さんの綿紅梅小紋をコーディネート
竺仙さんの綿紅梅小紋をコーディネート

 

その一つとして竺仙さんの綿紅梅小紋を西村織物の博多織り単衣半幅帯の「粗紗」というゆかた帯でコーディネートさせていただきました。

 

白地に藍の濃淡で描かれた模様には爽やかさと躍動感が同居していて、白地に藍のラインが入った粗紗のゆかた帯が優しくまとめていると言えるでしょう。

 

綿紅梅の生地は通気性に優れていて高級感をかもし出しているので夏名古屋帯を合せていただけたら夏きもの装いとなるものです。

 

その際には夏の長襦袢が必要ですが、当店のオススメ商品としてここに紹介させていただきます。

 

そして明日の子供に日は店を臨時休業させていただきます。

以前にもブログで呟きました、自然の豊かな地でファミリーが集まってバーベキューパーティを計画していまして、自身もストレスが発散できればと思っています。

 

ご迷惑をお掛けしますがご理解をいただきますとうに・・・。

 

では今日はこれにて・・・
お休みなさい。

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