着終わった後の「浴衣の洗濯法」を呟く・そして夏を夏きものでコーディネート

きもので夏を楽しむ

今年の夏はコロナ禍かから解放されるところがあって、各地で花火大会や夏まつりが積極的に開催されるようになり、そのことで浴衣に袖を通される方が増えているのではないでしょうか。

 

この店もコロナ禍とは明らかに違っていて、浴衣や浴衣を着こなすために必要な小物を求めて来店される新規客が増えてまして活気を取り戻しつつあります。

 

それもここしばらくで終るのかもしれないが、今日は着終わった浴衣のお手入れについて記事を書いてみたいと思います。

 

一般的な浴衣を自宅で洗うときは、洗濯機を使ってもかまわないかと思っていますが、色落ちがあるかもしれないので、他の洗濯物と分けて洗うようにしてください。

 

 

畳んでから洗濯ネットに入れ「手洗い」コースで洗ってください。

洗剤はおしゃれ着洗い用のものがいいかと思いますが、脱水時間がポイントになります。

脱水は30秒くらいと短めにして、水分がまだ残っている状態で止めるのコツ。

すぐに取り出して干すことで、水分を多く含んでいるため、その重みでシワがきれいに伸びるそうです。

その場合、直射日光が当たると色ヤケすることがあるので、風通しの良い場所での陰干しであることが浴衣に優しいかと思っています。

 

 

ここでもお洗濯の一番の目的は汗取りで、食べこぼしや泥はねなどのシミは、早く応急処置をすることが大切でです。

 

 

例えば、醤油やソースののシミは、シミが付いた部分の裏に乾いた布を当てて、濡れた布でシミを上からたたく要領で処置を行います。

お茶やジュース、お酒など、水分の多いものや汗ジミもこのような方法で応急処置をされてください、

その際の上から叩く布ですが、手を拭く“お絞り”で対応される方がいますが、化学変化を起すことがあるので、できれば、薬品を使っていない布が応急処置にふさわしいかと思います。

 

ドレッシング、ファンデーションや口紅などの油性のシミは、シミ抜きに詳しい専門店に出されることをお勧めします。

 

ここまでの情報は本に書いてあったことをまとめたもので、こだわりのある浴衣や高価な浴衣は、我々のようなきもの専門店へ持ち込んで相談されることが安全かと思っています。

 

また汗取りをしないまましまうと、シミや黄ばみができるので、どうか注意されてください。

 

 

 

【夏を夏きもので楽しむ】

 

 

 

 

きもので夏を楽しむ
きもので夏を楽しむ

 

多くの人が、浴衣だけでなくきもののお手入れが厄介で、きものも畳めないために、ステキな着物があっても“着ることをためらう”といいます。

 

これこそが宝の持ち腐れで、近くに地元の呉服店があれば頼ってみてもいいのではないでしょうか。

というのは店側の言い分で、きものに馴染みのない方には、「分からない」「知らない」となれば何を尋ねていいかも分からないと言うことになるのでしょう。

 

それをきものを販売する側に尋ねるというのは怖い話です。

 

余計なものを売りつけられるのではないだろうか?

シミ抜き一つでも高い料金を請求されるのではないだろうか?

 

極端な例かもしれないが、全国にはそんな人が沢山いらっしゃるのではないでしょうか。

これら呉服店に帯する「負の印象」がなくならな限り、新規客が増えないと思わなくてはなりません。

 

ではどうしたらいいのでしょう。

 

私は店の情報をSNSなどで出し続けることかと思っています。

店の魅力を強調する話題でもかまいませんが、むしろ、日々の日常を呟くことが店と消費者の間にある壁が低くなって、相談しやすくなるのではないでしょうか。

 

地味な活動でしかありませんが、それしかないように思っています。

 

今日も記事を書き終えると、「これでようやく一日が終った」と緊張の糸を切るようにしていますが、このことの繰り返しが新しい道を切り開くのでしょう。

 

論点がまとまらない記事で終ろうとしていますが、これで自宅に戻って体を休めさせていただきます。

では、お休みなさい。

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