感謝祭の後半戦は午後からザワザワする時間帯がありましたが厳しさを感じております。
「十五万円までの着物と会」というの催事を10年以上前から続けて来ていますが、マンネリ化していることや着物初心者が興味を示さなくなっていることも考えられるのかもしれません。
特に近年感じていることは、訪問着などのフォーマル着に感心を持たれる方が少なくなっていることです。
一方できもの愛好家の方は、これまでにいろんな着物や帯を手にしていらっしゃって、数を持つという考え方から、手にされていないこだわりの商品を探している感じがします。
ここを押さえ切れていないことがあるのかもしれません。
そして最も気にかかることは、思い過ごしかもしれないが、ネット環境を秋口に変えたことが影響しているのではないかと思える点があり、県外からの問い合わせが激減していることです。
展示会後に専門家にアドバイスをいただく予定でいますが、時代の逃れを読み切れていないところが今回の会に表われているのかもしれません。
感謝祭は残すところ後2日間となりました。
現実を真摯に受け止めながらも、残された時間を無駄にしないように努めたいと思っているところです。
【絞りの帯で飯田紬をコーディネート】
こちらのコーディネートは草木染め飯田紬を絞りの帯でコーディネートさせていただいたものです。
こうして離れた写真を撮るとベージュ系に無地になって見えますが、梅色をした縞柄の紬なんですよ・・・。
餅肌のような風合いを持ち合わせた軽くて着やすい着物かと思っています。
【椿柄の絞りの帯】
この着物に合わせた帯が絞り染めになってまして、絞りで椿柄になっているところが魅力的かと思えます。
絞りなのでとっても軽いのも特徴ですが、背景を墨色にして椿柄を浮かび上がらせているところがお洒落です。
【スパイシーな色合の帯締め帯揚げでまとめる】
腹はの部分をこのようなスパイスの利いた色合の帯〆と帯揚げでまとめましたが、装いをまとめる色合となり魅力を増しているのではないでしょうか。
いずれも感謝祭に出品品となりますが、このような着こなしで楽しんでいただけると着物の世界が一段と魅力的に見えることでしょう。
参考になれば幸かと思います。
それでは、今日はこれにて・・・
お休みなさい。